2012年度のトーナメント出場権をかけたファイナルクォリファイングトーナメント(QT)の最終日が、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,466Yards、Par72)で実施された。
天候:雨のち曇り、気温:9.7℃、風速:3.2m。肌寒い風が吹く、真冬のコンディションのなか行われた最終日。来季のツアー出場権をかけ、102名が熾烈な争いを繰り広げるなか、3日目まで首位の原江里菜がこの日72のイーブンパーでまわり、通算12アンダーのトップで来季の出場権を獲得した。2打差の2位に酒井千絵、3位には野村敏京が入った。
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最終18番ホールでバーディーを奪い、2002年QT制度施行後の最少スコアとなる、通算12アンダーで来季の出場権を獲得した原。「最後は5m。バーディーが取れて良かったですね」と笑顔で振り返った。この日は3日目までのパッティングの好調さは陰をひそめたが、「余裕がありました」と大きくスコアを崩すことは無かった。
今季は10試合連続予選落ちを喫するなど、前半戦は不調が続いたが、「9月頃からアプローチが上手い人の映像を見るようになって、イメージというか、意識の改善をしました。普段は映像を見たりしないのですが、この打ち方が正しいとコーチに言われ、納得しました」と浮上のきっかけをつかみ、9月2週からは、9試合で予選落ちが1回という安定ぶり。確かな手応えを掴んでのファイナルQT挑戦だった。「(来季へ向けて)自分の中で手応えはあります。でも2年間シードは取れていなかったので、最初の目標はシード権。だけど、優勝を意識してオフの練習なども取り組んでいきたいです」と力強く語った原。完全復活への準備は着々と整いつつある。
2位:酒井千絵
「4日間長かったです。18番終わったら倒れるくらい疲れました。今年トーナメントに出場して、すごく楽しかったので、来年も絶対に出たいと思っていました。この結果は嬉しいです。今年でツアーの雰囲気はわかったので、来年はもう少し頑張れると思います」。
3位:野村敏京
「QTは30位以内でいいと思っていたので、いつものトーナメントよりも緊張はなく、いいゴルフが出来ました。体力も実力も共に足りないので、しっかりオフで練習して、来年は年間5勝出来るように頑張りたいです」。
4位:豊永志帆
「今年はプロテストに合格して安心したというのもありますし、推薦で出た試合も良かったので、QTへの自信に繋がりました。2年前にここに来た時よりも上手くなったなと思いました。来年は初めてのフル参戦で思うようにいかないかもしれないですけど、出来ればシードを取れるように頑張りたいです」。
【ファイナルQT出場者のLPGAツアー出場までの流れ】
一般的なLPGAツアー競技で出場人数が108名の場合、うち90名がLPGA選考選手枠(残りは主催者推薦選手)となるが、その内の50名分程度はシード選手やツアー優勝者などの出場有資格者で占められるため、残りの30~40枠程度の出場権がQT上位者に振り分けられる。ファイナルQTの上位者から順に出場権が与えられるため、QTでの1ストロークの差が翌年のツアー出場権に大きく影響する。