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2015.11.19

菊地明砂美が目覚めた。ラストチャンスに賭ける

<写真:Atsushi Tomura /Getty Images>

大王製紙エリエールレディスオープン 五浦庭園カントリークラブ(福島県) 1日目

 30歳の覚醒。菊地明砂美が今シーズンのベストスタートを切った。前週の『伊藤園レディスゴルフトーナメント』第1日、自己べストを更新するなど上昇機運が漂ってきた。今季はほぼフル参戦しながら、予選通過がわずかに3回。妹の絵理香がツアー初優勝を飾っているだけに、このままでは終われない。「アマチュアの頃は、妹と比べられることに抵抗があったけど、お互いがプロになってから、自分は自分。気になりません。今年、妹が優勝した試合をテレビで見ていた。すごくうれしかったです。努力している姿を間近で見てきましたからね」。

 不調の原因はドライバーショット。弾道が一定せずに、長いスランプ期間を過ごすことになった。「一時はドライバーショットを打つのが怖いと思うぐらい深刻でした。それが先週からすごくいい感じに。『伊藤園レディス』は、結果として最終日、スコアを落としてしまったけど、あの時はバーディーばかりを狙ったのが失敗です。ただ、調子は変わりなくいい。今回はいいスコア、いい成績を残したいです。勝負の世界は甘くはないけど…」と確かな手応えを感じている。ちなみに18日は、菊地の30歳の誕生日だった。「30歳、いいスタートを切れました」とリ・スタートを宣言している。


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