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2016.3.25

永田あおいが今季4戦目で一変 『前を見ない』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI UMKカントリークラブ(宮崎県) 1日目

 大きなカベを破る方法。アスリートでは、ラグビー日本代表・五郎丸歩に代表されるように、ルーティンを確立することがブームだ。目前の成すべきことに集中する。簡単なようでも、精神統一は難しい。今季、3戦連続の予選落ちに終わっている永田あおいだが、ようやく取り組んできた結果がスコアに。

①ピンを見て、目標を定める。
②なるべく、ボールに近いところにスパット(目標)を定める。
③アドレスに入ったら、ボールだけに集中し、ピン方向を見ずにクラブを振り抜く。

 というのは、アドレスで頭を動かすことによって、永田はスイングの軸がぶれるウイークポイントがあるからだ。トレーナーと相談し、このルーティンを行うようになったのは、開幕戦の1週前。しかし、「どうしても、最初はアドレスでピン方向をチラッチラッとみていた。腹をくくって取り組んだのは、2週前からです」という。それだけに、首位から2打差の4位スタートは、自身の進むべき道をはっきりと示した。「もちろん、第2日以降も続ける。持続することに意味があるし、アドレスで前を向かなければ、不安を感じることはない。集中することで、クラブの振り抜きがよくなり、飛距離がのびた」と解説。

 本業では、ブームに乗った形だが、名前の『あおい』は、ブームを先取りしている。ここ数年、女の子に根強い人気の名前だが、「私の年代では、とても珍しかった。母が、女の子っぽい名前をつけたくなかったらしい。当初は、漢字で葵。でも、祖母がそれでは男の子か女の子かわからないから、ひらがなにしたら、とアドバイスしたそうです」。

 ちなみに、あおいの花言葉は大望、豊かな実り、野心などがある。「1打、1打、うまくなりたいと願いを込めてプレーしています」。ステップアップツアーでは過去3勝をあげたが、レギュラーツアーは未勝利だ。余談だが、囲み取材を初めて受けたという。この日は、黒づくめのウエアを選択したのは、「とても寒かったので、太陽の光をより多く吸収したかったからです」。初体験とは思えない、トークも冴えた。

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