遅刻、次点…　福田裕子『まとめて返す』

＜Photo：Masterpress/Getty Images＞

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　六甲国際ゴルフ倶楽部（兵庫県）1日目

　より一層、気を引き締め、結果を残す。今大会、福田裕子はそう誓って臨んだ。というのも、4月に行われた『スタジオアリス女子オープン』では、遅刻で失格処分となっているから。今回は同じ兵庫県で開催される大会。自宅から通勤も可能だが、「朝、神経をつかいたくない。だからホテルに宿泊している。あの出来事は、どんな理由があるにせよ、言い訳はできません。かといって、自分でもへこんではいられない」。この日は2試合前からスイッチしたパターが威力を発揮した。「ボールの転がりがとてもいい。手応え、ストロークなどがしっくりくる」という。

　昨年は、賞金シード次点の51位で終戦。「手を抜いた試合はひとつもなかった。確かに、50位と51位では大きな差がある。でも、毎年、誰かが51位を経験するわけだし、それが実力だったということですね。とはいえ、去年の終盤は、いろいろな方が応援してくださった。それは本当にうれしかったです。でも、期待に応えることができず、申し訳ありません」とも振り返っている。だからこその意気込み。まずは上々のスタートを切った。