“明日はナイスランディングしたい！”石山千晶が首位タイ発進！

　2016年LPGAステップ・アップ・ツアー第10戦『ANA PRINCESS CUP』（賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円）の1日目が、北海道勇払郡の早来カントリー倶楽部 北コース（6,570ヤード／パー72）で行われた。大会初日は、プロテスト受験中の石山千晶、ベテランの鬼澤信子が4アンダーで首位タイに立った。1打差の3アンダー、3位タイには鬼頭桜、金ナリ、マリア・イイダ、ジャンユーヤンの4名が続いている。（天候:曇り時々晴れ　気温:23.0℃　風速:4.6m/s）　

　「フェアウェイでもボールが沈んじゃうけど、ジュニアの頃から洋芝でプレーしてきたから慣れています」と小学校高学年時に奈良県のナパラゴルフクラブで腕を磨いた経験が生きた石山千晶。「洋芝はクラブをキレイに入れようと思わずに、“芝ごと取ったろー！”って恐れず打っています（笑）。気分転換で今週からパターを替えたのも良かった。大きめのマレットタイプから小さめのマレットタイプに替えたんですけど、ヘッドが利いてここのグリーンにも合った。でも、一番良かったのは、コーチが練習ラウンドから見てくれて、肩と足の向きを修正してくれた事ですね。自分ではどこに向いているか分からないので」。1イーグル、3バーディー、1ボギーの68をマークし、首位タイで初日を終えた。

　今年からTPD単年登録でステップ・アップ・ツアーに参戦している石山。2戦目となった『パナソニックオープンレディース』では、2日目を終え、首位タイと優勝争いを演じたが、最終日に75を叩き、11位タイに終わった。「あの時は悔しい思いをした。今はいろいろ変えている途中なので、明日は、教えられている事が出来ればいいかな。高望みはしないけど、今日いい離陸が出来たので、明日はナイスランディングしたいですね（笑）。今年の最大の目標は、再来週のプロテスト合格ですけど、この試合をいいイメージで終えたいです」と明日も慣れ親しんだ洋芝を攻略し、ステップ・アップ・ツアー初優勝に挑む。