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2016.7.23

伝説の序章 鬼澤信子が3ツアーを制覇!

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAレジェンズツアーの公式戦『第7回LPGAレジェンズチャンピオンシップ アイザックカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)大会最終日が7月23日、富山県射水市・小杉カントリークラブ(6,014ヤード/パー72)で行われ、通算6アンダーで鬼澤信子が優勝。レギュラーツアー、ステップ・アップ・ツアー、そして今回がデビュー戦のレジェンズツアーと、3つのツアー競技を制した。2打差の通算4アンダーの2位は鈴木佳恵、3位は通算1アンダーで斉藤裕子。(天候:晴れ 気温:28.7℃ 風速:4.4m/s)

 鬼澤信子がレジェンズツアーのデビューV。レギュラーツアー、ステップ・アップ・ツアーに続く、自身がいう日本人選手初の3階級制覇を成し遂げ、「女神がいました。うれしい。ホッとした」と胸をなでおろした。というのも、開幕前から、優勝の大本命だったから。「昨晩は、午前2時に目が覚めた。眠ろうとしても眠れない。だから、優勝スピーチを考えた」と苦笑している。

 飛距離をアドバンテージに、攻撃的なプレーが身上だ。しかし、この日はなかなかバーディーがこない。それどころか、5番ではアプローチが寄らずにボギーとして、1日目から守ってきたトップを明け渡した。「朝から、へんな余裕があった。気持ちがとても穏やかで、2位になった時も、まだまだこれから。ドラマは後半なんです、という気持ち」。結局、最終日は3バーディー、3ボギーのパープレーだったものの、終わってみれば、2打差をつけていた。印象的だったのは、最終18番のウイニングパット。カップを1周半して、冷や汗もののパーセーブだった。「ギャラリーの皆さんに、楽しませたでしょう。私らしい。さすがに、18番のティーショットは緊張したけど、うまく打つことができた。それがうれしい」。

 レジェンズツアーの出場資格を得たのは一昨年だ。しかし、「レギュラーツアーでもっと頑張りたい。まだ、やれる」。ただ、昨年はQTで思うような成績があげられずに、ターニングポイントを迎える。「レギュラーツアーへ出られない。どうしよう。目標を見失った。でも、それならステップアップツアーとレジェンズツアーがあると思い直して、きょうまで来ました。緊張感がある中で、プレーをしなければ、ゴルフがヘタになってしまう。とにかく、優勝することを励みに取り組んできた」と明かしている。

 レジェンズツアーの次戦は、8月24日に開幕する『シブヤカップ』。同週には2010年、レギュラーツアーで初優勝した『ニトリレディスゴルフトーナメント』も。「正直言えば、体が2つほしい。ニトリにも出たいけど、今回のプロアマ戦で優勝した時、澁谷(英利)常務と約束をしたから、シブヤカップに出場します。決断しました」と話した。それどころか、「こうなったら、出場するレジェンズツアーでは、私が全部勝つ!」とまで。鬼澤伝説のスタートだ。

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