我慢で2位タイ　酒井美紀『ロースコア勝負は大歓迎』

＜Photo：Chung Sung-Jun/Getty Images＞

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯　登別カントリー倶楽部（北海道）2日目

　ターゲットは、ここ。酒井美紀が力説した。「今シーズン、成績はいまひとつだけど、決して調子が悪いわけではありません。ショットやパッティングのかみ合わせが悪い。最も私の場合、バーディーをたくさん獲ったりしてすごいスコアを出すタイプではありません。だから、自分の持ち味が生きるのは、どこ? と考えたら、まずは、今大会。ロースコアの我慢大会なら…」。ということで、傾向と対策はバッチリだ。1、14、16番と3つのボギーホールを設定。絶対に無理をしない。「出場する選手が、難しいと感じるコースは、私にとって挑戦しがいのある、大好きな場所になる。雨だって平気。タフなコンディションは本当にいいです」と説明してくれた。

　いつも、感心することがある。酒井は連日、長時間、練習を行う。雨が降ってもそれは変わらない。「体が丈夫だからですよ。故障箇所はありません。とても元気。たまには、どこか痛くなったりすれば、練習を休めるのに、と思うけど、それって贅沢ですね。丈夫な体をもらった、両親へ感謝」。

　練習は不可能を可能にする。持ち前の気力と、体力が残り2日間で、さらに効果を発揮するか。