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2016.10.6

プレーオフを制した白戸由香 『グリーンアカデミーカップ』初代女王に輝く!

 2016年度LPGAレジェンズツアー最終戦 『グリーンアカデミーカップ』(賞金総額1,000万円、優勝賞金180万円)の最終日が、福島県白河市のグリーンアカデミーカントリークラブ 白河コース(5,901ヤード/パー72)で行われた。

 大会最終日は、レギュラーツアー2勝を誇る斉藤裕子とレジェンズツアー3勝をマークしている白戸由香が、通算3アンダーで並びプレーオフに突入した。プレーオフ2ホール目で白戸がパーとしたのに対し、斉藤がパーパットを外し勝敗が決した。プレーオフを制した白戸が『グリーンアカデミーカップ』初代女王に輝いた。通算イーブンパーの3位タイには、久保田有弥、鎮西まゆみ、川久保百代の3名が入った。今季レジェンズツアー完全制覇がかかっていた鬼澤信子は、通算6オーバーの23位タイでツアー最終戦を終えた。(天候:晴れ 気温:22.8℃ 風速:6.9m/s)

 「強風が吹いていたので、なるべく貯金は増やしていきたい」と、バーディースタートを決めた白戸由香。「前半チャンスがあったけど、ことごとく入らなかった」と1番以降はパーを重ね、スコアをひとつ伸ばしてハーフターン。10番でボギーを叩いたが、「2日間通してショットが良かった。この風の中でもショットに不安がなかったのは、一番の強みでしたね」と17番ではピン手前4メートルにつけ、バーディーを獲得。先に通算3アンダーでホールアウトしていた斉藤に追い付いた。18番は「入れないと追い付けない。真っ直ぐ左内側と思って打った」という2.5メートルのパーパットを沈め、プレーオフに持ち込んだ。

 9番ホールで行われたプレーオフ。「18番は、私のドローの球筋だとティーインググラウンドは立ちづらい。18番よりは、9番の方がいいイメージが残っていた。でも、相手が斉藤さんだったので、私がミスしなければ永遠に続くだろうなと思っていました。2ホール目も斉藤さんが、セカンドショットを打った時点で、決まったと思いました。最後は、下から8メートルぐらいが、1.5メートルオーバーしちゃいました。私は入りましたけど、斉藤さんが外すと思っていなかったので、次も行く準備をしていました」。白戸にとっては初となるプレーオフだったが、勝利の女神は白戸に微笑んだ。

 「今年は鬼澤の信ちゃんが3戦とも勝っていたので、最後に勝てて素直にうれしいです。でも、初代女王っていいですよね、一人しかいないので(笑)。昨年の最終戦の時も言いましたけど、やっぱりゴルフは大好きです。ゴルフが出来て幸せです。ゴルフに裏切られる事もあるけどね(笑)。恋愛ごっこじゃないですけど、今日は私に振り向いてくれたんですね(笑)」。2014年にレジェンズツアー初優勝を挙げ、昨年、今年と毎年優勝を重ねてきた白戸。レジェンズツアー通算4勝目を飾った。

 「今後の目標は、50歳以上の選手に参加資格がある全米シニア女子オープンに出る事。それは常に頭の片隅にあります。2018年からだったとおもいますが、それまでに気持ちと身体とモチベーションを維持し、もちろんQTもチャレンジしていきます。目標を常に持って、そこに向かって行ける事が大事」。レジェンズツアー最多優勝回数となる4勝目に並んでも、白戸は先を見据え、高い目標を持ち続けている。

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