福嶋浩子、またも静岡Vへ　泰然自若はベテランの証明　

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

スタンレーレディスゴルフトーナメント　東名カントリークラブ（静岡県）2日目

　やはり、静岡はパワースポットだった。通算2勝目を賭けて、首位で最終日を迎える福嶋浩子。パー5の8番で2オンに成功し、バーディーを奪ったことに、「ここのホールで2オンができるのは、本当に珍しい。第2打を打つ時、風が変わった」という。また、「きょうは、ショットの調子がいまひとつでした。1番でパーオンしたけど、それから4ホール続けてパーオンできない。だけど、イヤな距離のパーパットが入ってくれたのも大きい」と振り返っている。

　もっとも、この日は心の準備がしっかりできていた。「きのうの時点で、中断などが多くなるだろう、と予想していました。9ホールを消化できただけでもラッキーだと思います。だから、待っている時間も気にならなかった」。それどころか、こんなベテランならではのコメントも飛び出した。「前週、勝った、畑岡さんのスイングをナマで見たかったけど、チャンスがなかった。最終日は9ホールといっても、スタミナ勝負ですね」と締めくくった。