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2016.10.20

「城陽でのノーボギーは自信になった」 上原美希がステップアップツアー初優勝!

 2016年LPGAステップ・アップ・ツアー最終戦 『京都レディースオープン』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の最終日が、京都府城陽市の城陽カントリー倶楽部(6,373ヤード/パー72)で行われた。

 首位スタートの上原美希がこの日もスコアを2つ伸ばし、通算7アンダーでステップアップツアー初優勝を飾った。通算5アンダーの2位に大城さつき、通算3アンダーの3位タイには野澤真央と小林咲里奈が入った。(天候:晴れ時々曇り 気温:25.9℃ 風速:1.9m/s)

 「難しいラウンドでした」とホッとひと安心した表情で話し始めた上原美希。「1番のティーショットは今日も緊張しました。右のバンカーに入れないようにと思って打ったのに、右のバンカーに入れちゃいました。でも、そこでうまくパーが取れたのが大きかった」と、2日間とも難度1位の最難関ホールをパーで切り抜けた。それ以降もパーを重ね、迎えた5番ホール。「これをちゃんと入れないと自分もレベルアップ出来ない」と3メートルのバーディーパットを決め、バーディーを先行させた。

 前半を35で折り返すと、後半も我慢のゴルフが続いた。「昨日と比べて、ピンポジションも左右に振られていたし、後半は風も出てきた。自分が立っている位置の風と、木が揺れている風向きが違ったりしていたので、風の読みが難しかったです。でも、同組に昔から良く知っている(山里)愛がいたので、リラックスしながらラウンド出来た」。14番で1メートルのバーディーパットを決め、通算7アンダーまでスコアを伸ばした。

 「5月の『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』で、プレーオフの末敗れたんですけど、その中で"緊張するとこんな感じになるんだ"って事が初めて分かりました。あの時は、パットも含めて、スイングが早くなっていました。でも、あの経験が今日生きました。1番のティーショットと最後のパット以外は緊張しなかったです。最後は下りなのにパンっと打っちゃって(苦笑)。やっと終わったって感じでした」。約1メートルの優勝パットを決め、逃げ切りでステップアップツアー初優勝を決めた。

 この優勝で、今季終盤の2試合を含むレギュラーツアー4試合の出場権を獲得。現時点で年間獲得賞金ランキング54位の上原にとっては、是が非でも欲しかったレギュラーツアーの出場権を自らの手でつかんだ。「この2試合は本当に大きいです。せっかくのチャンスをムダにしないように目の前の事をしっかりやっていきたい」。各選手が「難しかった」と声を揃える城陽カントリー倶楽部で、優勝争いをしながら、この日唯一ノーボギーでラウンドした上原。来季のシード権を獲得するため、レギュラーツアーで上位進出を目指す。

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