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2016.11.20

銀河系ゴルフでレコード更新 テレサが今季3勝目

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が11月20日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,474ヤード/パー72)で行われ、テレサ・ルーが今季3勝目をあげた。72ホールのツアー最少ストローク記録を更新する、通算24アンダーは圧巻の一語。通算23アンダーの2位は比嘉真美子、通算20アンダー、3位タイに鈴木愛、原江里菜が入った。(天候:曇り 気温:21.2℃ 風速:4.4m/s)

 従来の72ホールの最少ストロークを大きく更新する、通算24アンダーでの優勝。そのハイレベルな戦いは、さながら銀河系ゴルフの世界だった。ところが、テレサ・ルーはビビったら終わり…と自身へ言い聞かせていても、強烈なプレッシャーに見舞われたという。

 「こんなに緊張したのは、人生で初めてかもしれない。自分が普通じゃないと感じる。調子もいまひとつ。4打差があって、今日負けたらどうしよう、と考えてしまった。守ることは本当に難しい」と振り返った。プレッシャーは、どんなところに影響を及ぼしたのだろう。「パッティングがショートばかり。いくら強くストロークしたつもりでも、カップヘ届かない。こうなると、自分が許せなくなります」。

 そうはいっても、ボギーを叩かずに、序盤からパーを積み上げていく。我慢を重ねて、7番でこの日の初バーディーを奪うと、10番まで4連続の固め打ちで首位をキープした。勝ち方を知っている。反省の言葉ばかりをルーは口にしたものの、やっぱり強い。

 「私も本当は、賞金女王のタイトルが欲しい。だけど、それを口にできるほどの裏付けがありません。技術的なことは、コーチの指導で、階段を一歩、上がった感じだけど、メンタルが弱いと思う。これをクリアすることが明日からの大きな目標です」。今季の賞金ランキングは6位だが、出場は23試合と少ない。リオデジャネイロオリンピック出場などで、約2カ月間の海外遠征を行ったことが要因だ。

 「オリンピックや国別対抗など、多くの経験を積むことができました。婚約もしたし、日本ツアーで3勝できた。最高の1年。でも、アメリカや英国などでプレーすると、もっと強くなりたいと感じる」と人一倍、向上心は旺盛だ。というわけで、「今年は、残り1戦。獲得賞金1億円を達成したい。できれば賞金ランキングで5位に…。だって、全米オープンの出場権がもらえるでしょう」。ちなみに、「明日は、松山城を見学したい」と話したのは、世界中の歴史に興味があるからだ。

 かくいう自身も、今大会、歴史をつくったわけだが-。

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