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2016.12.2

V2へ! 笠・堀組がまず、1勝

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAが特別後援する世界4大ツアーの対抗戦『THE QUEENS presented by KOWA』(賞金総額1億円 優勝チーム賞金4,500万円)が12月2日、愛知県みよし市・三好カントリー倶楽部西コースで開幕した。大会1日目はフォアサム方式のダブルス戦。4組全勝の日本ツアー代表が連覇へ向け、好スタートを切った。(天候:晴れ 気温:13.3℃ 風速:1.8m/s)

 マッチングの妙。日本ツアー代表へ、まず1勝をもたらしたのは、キャプテンの笠りつ子と最年少の堀琴音だ。ミスをお互いにカバーしあう。素晴らしいコンビネーションをみせた。勝敗を決した17番。分ければいい状況だった。ところが笠は、残り100ヤードの第2打をショートしてしまう。「失敗しちゃいました。グリーンにオンしない。それも30ヤードのアプローチを残してしまって…」。堀の第3打は絶妙だった。「ツアーなら、緊張する場面。でも、朝から緊張しっぱなしだったから、終盤になってようやくほぐれてきた。アプローチは平常心で、ボールの落としどころを決めて、その通りにうまくいった。奇跡です」と笑っている。難なく笠がパーパットを沈め、2&1で欧州ツアーのパーカー、ホール組に快勝。

 「私自身、そんなに調子が良くなかった。(堀)コッちゃんに助けられた1日。何はともあれ、勝てて良かった」と笠は控えめに話したものの、堀の力を引き出したのは、優れたキャプテンシーだった。「楽しみにしていた試合だったけど、目が覚めた時から緊張がすごい。スタートホールでは、心臓が口から飛び出しそうになるぐらい、バクバクいって…。そんな気持ちを察してくださった笠さんが、明るく話しかけてくださった。助かりました」と打ち明けている。

 笠のキャプテンも、日を追うごとに板についている。「まだまだ、まとめきれていません。だって、けさコースに来たら、みんなから、ちゃんと眠れましたか? と心配されたぐらい。こんな私について来てくれる。素晴らしいメンバーが揃っています」。この日は、リザーブメンバーの吉田も各組を熱烈応援した。それだけではない。メンバー全員が右手につけた日の丸のシールは、「吉田さんが用意してくれた」と、全勝の裏に見えないパワーが隠されていたことをアピールした。

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