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2016.12.8

充実の一年の締めくくりへ!髙橋恵が単独首位発進

 LPGA主催の『LPGA新人戦 加賀電子カップ』(賞金総額600万円、優勝賞金108万円)が12月8日、千葉県長生郡長南町のグレートアイランド倶楽部(6,526ヤード/パー72)で開幕し、髙橋恵が6バーディー、2ボギーの68をマークし、4アンダーで首位に立った。2打差の2アンダー、2位に川岸史果、1アンダー、3位に但馬友が続いている。(天候:晴れ 気温:13.7℃ 風速:2.2m/s)

 先週行われたファイナルQTで上位に入り「いい感じで調子良く来てますね」とその勢いそのままに、単独首位発進を決めた髙橋恵。6バーディー、2ボギーの内容にも「もっとチャンスがあったので、もう少しバーディーとれたかなと思います」と物足りない表情を見せるほどショットが好調な様子。最終18番ホールは、グレートアイランド倶楽部名物の池にセカンドショットを入れてしまうも、2.5m残った下りのボギーパットをしっかり沈めて“ナイスボギー”フィニッシュとし、「いいゴルフができたと思います」とホールアウト後は、笑顔を見せた。

 今年は“プロテスト合格”と先述の“QT上位通過”を果たし、「通過点に過ぎないけど、いい年だった」と充実の一年を過ごした。しかし高橋のここまでの道のりは、それこそ山あり谷ありだった。2010年にステップアップツアー『ANA PRINCESS CUP』でアマチュア優勝を飾り、“天才少女”と一躍脚光を浴びる。しかし「そこからずっと成績が出てなくて、天才少女と呼ばれるのも自分の中では違うなというのがあって、焦っていました」と結果が出ない苦しい日々が続く。「パットがずっと悪くて、イップスとは思いたくなかったんですけど、多分イップスだった」と最悪の状態で迎えたのが昨年のプロテスト。「去年のプロテストで落ちて、ふっきれました」とようやくそこで“天才少女”の呪縛から解き放たれた。

 今日の18番の2.5mのボギーパットを振り返り「去年だったら3パットしてますよ」と笑い飛ばす姿には、もう呪縛の気配は見受けられない。「(2010年は)勢いで勝ったと思う。あの時とは違います」と語るその目には、自信が満ち溢れている。「優勝を目指して来ました」。一生に一度のタイトルで、充実の一年を締めくくってみせる。

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