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2017.3.4

3rd day プラスワン~ささき しょうこ~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)3日目

 2年目のジンクス。大活躍の翌年に成績が伸び悩むことが多く、プロスポーツ界でよくいわれることだ。ささき しょうこは、ツアールーキーの16年、大東建託・いい部屋ネットレディスで初優勝を飾り、LPGAアワード新人賞など表彰ラッシュ。今季、さらなる飛躍が期待されている。

 「2年目のジンクスは、皆さんがおっしゃること。十分、肝に銘じて開幕戦へ臨みました」。さぞかし、練習漬けの毎日だったかと思ったが、「今年の1月はクラブを握らなかった。休むことも必要です」と独自の調整を行っている。

 20歳のささきは不思議な魅力があるらしい。レジェンドのアイドルだ。サンバイザーの右には、31の数字をあしらったマーカーがキラリ。阪神・掛布雅之2軍監督からプレゼントされたものだ。契約する用具契約メーカーの縁で親交を深めた。ミスタータイガースにラウンドレッスンをする。ちょっと想像できない。

 「2月に高知で合宿を行いました。掛布さんもキャンプで安芸へ滞在していますから、ご一緒しました。野球とゴルフは全く違うけど、共感できるものが多く、プロの心構えなど、たくさんお話してくださいました」。これぞ、プライスレスというものだろう。では、どんな金言を-。

 「たくさんです。2勝目は注目されている内にしなければならない。だから、前半戦で優勝しなければ、賞味期限が切れてしまうことや、年間スケジュールについてもご相談を。よくプロゴルファーは、この試合を休むと事前に決めるそうだけど、それでは気が緩む。体調が悪くなったりした時、考えればいいとおっしゃった。確かにそうです。だから、プロ野球選手のように、全試合へ出る」とヤル気に満ちている。

 他にも、プロ球界のレジェンドがエールを送るのは、ゴルフが取り持つ縁だ。小学生時代、練習場でいつも顔を合わせていたのが、阪急の黄金時代を築いた大熊忠義さん(現評論家)と、加藤秀司さん(現中日2軍打撃コーチ)。「ずっと応援してくださっています。去年の優勝だって、ご自分のことのように喜んでいただきました」という。

 ちなみにささきは、レジェンドたちが日本中を沸かせた時代を全く知らない。「掛布さんから、おれは現役時代、すごかったといわれ、あわててYou Tubeなどで調べました。大熊さん、加藤さんにもビックリです」と目を丸めていた。

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