2017.3.5
初優勝がスルリと… 川岸史果、痛恨の2位
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)最終日
これが勝負の厳しさというものだろう。2日間続けての最終日最終組でツアー初優勝を目指した川岸 史果だったが、1バーディー、5ボギーの76と大きく崩れた。「自分で自分のクビを絞めた感じ。緊張したこともあったけど、とにかく悔しい」。とはいえ、涙や怒りは表さず、淡々と振り返ったあたりに将来性を感じた。この日、苦しんだのはアプローチ。「2、3日目、ショットがとても良かった。だから、アプローチをすることが少ない。対照的にきょうはパーオンすることに苦労した。パーパットが1ピンぐらいの距離ばかり。これではダメです」と反省することしきりだ。
とはいえ、得たものは大きい。「ティーショットの飛距離と第2打は私のアドバンテージ。それを生かしていけば、次は優勝したい。できると思う」と話す。昨年12月に手術した右足首も、7番あたりから痛み始めたそうだ。でも、言い訳はしなかった。「反省して、次に生かせばいいことです。2月に不動(裕理)さんとラウンドした際、『初優勝とメジャー優勝は緊張する』とうかがった。父(良兼)はどうだったか。さっそく、それを聞いてみたい」。鉄は熱いうちに打て。そして、まず1勝は1日でもはやい方がいい。
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