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2017.3.30

1st day プラスワン~原江里菜~

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)1日目

 やっと笑顔が戻ってきた。開幕から3戦連続の予選落ちを喫するなど、今季の調子が心配された原江里菜だったが、この日は3バーディー、2ボギーの1アンダー71でラウンド。首位とは3打差の7位タイとまずまずのスタートを切った。

 「久々にいい感じのゴルフができました。今日はショットもパットも良かったですね」。

 万全の状態で開幕を迎えたはずだった。オーストラリアで行った合宿など、やるべきことをやりきり充実感もあったのに、まさかの予選落ちで何かが狂った。原の3週連続の予選落ちは2012年以来のこと。焦りはなかったが自身よりも周囲からの心配がすごかったとのこと。「あまりに心配されるので、それで自分も不安になってしまいました。でも今週、森(守洋)コーチに来てもらってチェックしてもらったら一気に良くなりました」。

 ターゲットに対してのアライメントが正確にできていなかったのが原因だった。「最初の2試合で調子が悪くなって、それで目標をきっちり狙うことよりも、スイングのことばかりを意識してしまっていました。それでドローを打ちたいのに、フェードの構えのままドローを打とうとしたりして。それがボールを曲げる原因になっていたんです」。

 毎日ボールを打っているプロでさえ、ちょっとしたことでスイングを崩し、自信を見失ってしまうのだ。「今週は少し勝負できるかなと思います」。優勝という明確な目標に向けて、明日の大会2日目に挑む。

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