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2013.5.19

ほけんの窓口レディース 最終日

大物獲った! O.サタヤがタイ人初のツアーV

LPGAツアー第11戦『ほけんの窓口レディース』の大会最終日が5月19日(日)、福岡県福岡市の福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,304ヤード・パー72)で行われた。優勝の栄冠に輝いたのはタイ出身のO.サタヤ。序盤でリードを奪うと後続の追撃を振り切りタイ人選手としては初のLPGAツアー優勝を果たした。1打差の2位タイには若林舞衣子と金田久美子が入った。
(天候:曇り時々雨、気温:22.3℃、風速:2m)

カゼニモマケズ、雨ニモマケズ。スタート時は大会3日間で最も強い風。他の選手が苦しむ風のなかでも、首位でスタートしたO.サタヤは2番でバーディーと幸先の良いスタート。結局前半をノーボギーに抑え、スコアを伸ばした金田久美子とのマッチレースの様相となった。しかし午後に入って一旦は風が止むと、今度は大雨。後続の選手はなかなかスコアを伸ばせない。それでも刻々と変わる厳しい条件のなか、サタヤの表情、プレーは変わらない。


「今までは周りの選手を気にしすぎてしまったので、自分のプレーに集中した。自分に勝つことだけを目標にプレーしました」。

相手は自分自身。16番でこの日初のボギーを打ったが、17番では難なくパー。そして2打リードで迎えた18番パー5。この日最大のピンチが訪れた。左ラフからの3打目は、グリーン奥の急斜面へ。 “グリーンに乗せて2パットでも優勝できるよ。”キャディー兼通訳を務める永井さんに声をかけられ、初めて優勝を意識した。

それでもサタヤには自信があった。「日本に来て、成長したのはショートゲーム。日本の選手は100ヤード以内が上手ですし、私もそれを見て学んだ」。迷わず打った4打目は、ピンを通り過ぎ、6mほどの所で止まった。


「タイ人として初めて優勝するのが目標のひとつだった」。

30センチのボギーパットを決めた瞬間、胸に秘めていた思いが現実となった。 前日もリフレッシュのため、1時間ほど博多湾で釣りを楽しんだが、やはり1匹も釣れなかった。しかしリフレッシュで得たものは、狙っていたイカよりさらに大きものだったに違いない。

若林舞衣子 (2位タイ:-5)
「今週は、最終日に前半打ちすぎて、後半はちょっと良くなったところが少し良くなったと思う。次にチャンスがあれば集大成でいければなと思います」。

金田久美子 (2位タイ:-5)
「悔しいです。ショットが曲がりだして、本当に苦しいゴルフでした。来週は勝てるように、というか上位を狙って頑張ります」。

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