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2013.5.25

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 2日目

森田理香子のイーグル奪取計画

LPGAツアー第12戦『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』の大会2日目が5月25日、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部 石野コース(6,519Yards/Par72)で行なわれた。森田理香子が通算10アンダーで首位に浮上。2打差で大山志保が追っている。(天候:晴れ、気温:26.3℃、風速3.2m)

「うれしいですね」78日ぶりのイーグル奪取に、森田理香子の笑顔がはじけた。昨年は11個ものイーグルを積み上げ、新記録を樹立。今年は幸先よく開幕戦で奪っていたが、それから約2ヶ月半遠ざかっていた。「取ろうと思うとダメなんですね」去年は無意識で積み上げた。「今年は狙えるホールは全部狙っています」周囲の期待もあり、今年は強く意識している。実に78日ぶりに、狙って奪ってみせたイーグルだった。

単独首位で迎える最終日は、2週前のサロンパスカップ以来。「なんでここにいるんだろうと思って、分からないままやっていました」。不安を抱えながらのプレー。結果はついてこなかった。だが今週は違うと胸を張る。「今回の方が自分に余裕がある。今週は強く優勝を意識してやっています」。

これまで最終日単独首位からスタートして優勝を手にしたことはない。師匠からも「本当の勝ち方をしてみなさい」と宿題を出されている。「自分にプレッシャーを与えるじゃないですけど…」腹は決まった。明日は優勝を狙う。今日78日ぶりに狙って奪ったイーグルのように、77日ぶりとなる優勝を。


大ギャラリーから36歳の誕生日を祝福されてスタートした大山志保に、ゴルフの神様から意地悪なプレゼントが届いた。1番で寄らず入らずのボギー。3番でも寄らず入らずのボギー。「どんなことがあっても前を向いて立ち向かっていこう」大山が立てた36歳の決意を試すかのような、前半2つのボギーだった。

後半もピンチは続く。10番で強気のバーディートライがカップを大きくオーバー。しかし大山は下を向かない。「前を向いてればいいことがあるかなと思って」。返しのパーパットをねじ込み、お得意のガッツポーズ。そして笑顔。そんな前向きな大山に、13番で別のプレゼントが届く。この日初めてのバーディー。16番でもこの日のスコアをイーブンに戻すバーディーが届くと、17番、18番ではダフったセカンドショットがバーディーチャンスにつく小粋な演出まで。「最高の誕生日になりました」。18番で3連続となったバーディーパットを沈め、この日一番のガッツポーズと笑顔を披露した大山。これが見たくて神様は意地悪なプレゼントをしたのかもしれない。


この日のベストスコア67をマークした堀奈津佳が4位に急浮上。ここ数試合調子を崩していたが、昨日夕方6時ごろまでパッティングを練習し、いいイメージを掴んだという。そんな堀と同じくらい遅くまで練習をしていたのが、同じく67をマークし首位に立った森田理香子。「いつも遅くまで練習をしていてすごいなと思います」。その森田を6打差で追いかける最終日。「追いかける気持ちで、強気のゴルフをしたいと思います」大逆転での2勝目に向かって、明日もピンだけを狙う。


豊永志帆 (3位:-5)
「今日はパッティングが良く入ってくれました。2番でピン奥6~7メートル下りのバーディーパットを決めて流れが一気に変わりましたね。最終日は緊張するかもしれないけど、2日間伸び伸びと楽しくやれたのでガツガツせずにこのまま頑張りたいと思います」。

横峯さくら (5位タイ:-3)
「ヘッドアップしないでスイング出来ているので、明日もそこを意識しながらやりたい。スコアがどうかではなく、出来る事をしっかりやりたいと思います」。

上田桃子 (5位タイ:-3)
「イーグルはギャラリーの方々が沸いてくれたので気持ち良かったです。来週からアメリカツアーですし、調子が良い悪いは関係なく、どうやったらスコアを作れるかという所に集中して明日はプレーしたいと思います」。

佐伯三貴 (5位タイ:-3)
「グリーンが硬いから高い球で止めたいけど思うような球が打ててないです。そこを修正して明日対応していきたい。状態は徐々に良くなっているので、あとは気持ちだけです。もう少し強く勝ちたい気持ちを持ってやれば、だいぶ違ってくると思います」。

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