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2013.7.6

日医工女子オープンゴルフトーナメント 2日目

バーディーラッシュの2日目
初優勝を狙う選手たちが急浮上

 富山県富山市の八尾カントリークラブ(6,476ヤード/パー72)で開催されたLPGAツアー第18戦『日医工女子オープンゴルフトーナメント』の大会2日目は、67とスコアを伸ばした韓国のヤング・キムが通算10アンダーで首位に立った。1打差の2位に全美貞(ジョンミジョン・韓国)。2打差の3位タイには初優勝を狙う下村真由美ら5選手が続く混戦模様となった。
(天候:曇り、気温:30.9℃、風速:2.4m)


 実力者の存在感。首位に立ったヤング・キムは、2007年に米ツアーの『LPGAコーニングクラシック』で優勝を飾っている実力の持ち主。2010年から日本ツアーに参戦し、まだ優勝は無いが、正確なショットとリカバリーには定評があり、3年連続でシード権を獲得。強風などの難条件でのプレーを得意とするプレーヤーだ。2日目の今日は、晴れからスタートしたが、その後は突然の強風や降雨。これも彼女にとってはこの上ないコンディションだった。天候が悪化し始めた後半は、全てのホールでパーオン。「ドライバーもアイアンショットも良かった。パターはあまり決まらなかったけど、トップの位置には満足です」としてやったりの単独首位。「明日が終わったら1ヶ月休む予定なので、自分のエナジーを全部使いたい。明日は七夕ですか?短冊に願いを書くとしたら、『日本で初優勝!』ですね。もう4年目ですから」と初優勝へ力を込めた。


 首位と2打差の3位タイに浮上した下村真由美は、当初この試合の出場権を持っておらず、当週に欠場者が出るの待つ、現地ウェイティング登録。「私まで順番が降りてくるとは思っていなかったので、実は練習ラウンドをせずに来たんです。でも水曜に欠場が出たと聞いて、大丈夫だなと思って、木曜はショット練習だけしました」とぶっつけ本番。それでも初日は70の19位タイとまずまずのスタート。2日目の今日は、賞金ランキング1位の森田理香子、昨年ランキング2位のイボミとのラウンドだったが、「2人ともトッププレーヤーで、いい流れというか良い雰囲気のなかで、自分も引っ張られました」と奏功。「週初めはゆっくりしていたので体はきつくないですね。それも良かったのかな」。やることなすこと全てが上手くいく。そんな印象さえ与える。ウェイティング登録からの優勝となれば、もちろんLPGA史上初めての快挙。初優勝のチャンスをモノにするなら、まさに“今でしょ!”


 この日のベストスコア、65を叩きだした馬場ゆかり。前半は「スタートしたらお腹が“キュッ!”って来ました。3回くらい。何で今さらと思いましたけど、うまく引っ込んでくれました(笑い)」と思わぬアクシデントに悩まされたが、肝心のゴルフの方は絶好調。「こんなにバーディーが取れるとは…」と本人も驚くほどの好調ぶりでバーディーを量産した。首位とは2打差。「(若い世代が優勝して)より悔しくなりました。負けたくない気持ちもあるけど、色んな選手が勝つのは嬉しいです。いい刺激になっています」。 次は私の番。「七夕にパターが入ってくれるように、お願いしたいです。流れが傾いてくれればいいな」と白く染まった雨空に、願いを込めた。

 

全美貞 (2位:-9)
「前半は、ショットがよく、チャンスがつくれました。短いバーディーパットも入ってくれました。ショットも良くなってきているし、パッティングもよくなっている。結構いいゴルフができています。明日も自信を持ってプレーができればいいですね」。

表純子 (3位タイ:-8)
「ここは2年前も良かったです。(上原)彩子ちゃんが勝った時に一緒に最終組で回ってまいましたので。ドライバーは良く分からないけど、飛んでいますね。身内(岡本門下生一同)も飛ぶので負けたくないという気持ちがでて、良い意味で刺激し合っています」。

木戸愛 (3位タイ:-8)
「いいところも、ガマンしたところもあったので、全体的に今日はいい1日でした。(明日はチャンスですね)優勝争いができることがまず、嬉しい。明日思い切ってプレーしたいです。(妹がプロテストに挑戦中)お互い夢に向かって頑張っている。私が引っ張っていけたらいいなと」。

山村彩恵 (8位タイ:-7)
「ショットは安定していたけど、パッティングでチャンスを3~4回逃しました。明日はチャンスだからしっかり攻めていきたい。自信を持ってプレーして、18番終わった時に笑っていられたら」。

横峯さくら (27位タイ:-4) 100試合連続予選通過を達成
「(無事通過して)はい。でも予選カットが2アンダーだったので、ビックリしました。一安心です。(3年前から続いて3年前と変わったことは?)3年前の方が攻めていて、歳を重ねるごとに攻めきれない部分がある。ショートゲームに関しては成長したと思います」。

渡邊彩香 (33位タイ:-3) 
「朝は意外に緊張しなかったし、練習場もショットが良かったです。前半もバーディー先行で、6番のボギーもミスをしたので、しょうがないです。今日はパッティングでショートしたり、ショットもピンまで届かなかったり。明日はもうガンガンいきます」。

堀奈津佳 (83位タイ:+4) 
「今日は1つのボギーでズルズルといっちゃいました。アプローチを寄せきれなかったり、3パットしたりで、気持ちの切り替えができませんでした。(本日21歳の誕生日)二十歳の1年間は20年の中で一番濃い一年間でした。21歳の年はそれを上回れるようにしたいです」。

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