最終プロテスト　2日目

プロゴルファーの称号へ向け、いよいよ最終ラウンドへ

　兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部で実施された、2013年度LPGA最終プロテスト（3日間）の第2日は成田美寿々が3バーディー・2ボギーの71とスコアを伸ばし、首位を守った。1打差の2位には、鈴木愛。2打差の3位タイには大津くるみと倉田珠里亜が続いている。（天候：晴れ、気温：30.7℃、風速：2.1m）

　3日間・54ホールを終えて、上位20位タイまでの者がプロテスト合格者となり、合格後2年以内に行われるLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。またトップ合格者には、『meijiカップ』からのLPGAツアー出場権（日本女子オープン、ミズノクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く）が与えられる。

※ 一般の方のご観戦はお断りしています。どうぞご了承ください。

成田美寿々 （1位：-6）
「（今日はおとなしめで？）そうですね。1番はファーストパットを2mオーバーしてボギーでした。今日は全部下りで3パットしてるんで…。16番もあんまり打っていないつもりなのに、たまに上りと下りを忘れて打ってしまうので、その悪い所が出ました。ショットもドライバーも悪くて…。でもまぁ耐えたという感じです。前半2つ伸ばしたのでそのままと思っていたけど、ラフに入ったら狙えないので。今日はパー5で落としているので、明日はキッチリとっていくようにしたいです。不安は特に無いです。ちゃんと下りと思って打てれば（笑い）。ティーショットは刻んでも良いとは思いますけど、ドローとフェードを打ち分けるようになりたいと思っているので、いい機会です。ここは刻んでいる選手も多いですけど、私はひとつも刻まないです」。

鈴木愛（2位：-5）
「（今日のラウンドはどうだった？）成田美寿々さんと一緒だったのでお勉強するつもりでラウンドしていました。すごい勉強になりました。（どういうところが勉強になった？）つけるところが上手いです。こういうところにつけたらバーディーがとれるんだなと思いました。飛ぶし、ダイナミックだし、（1Wで）20ヤードぐらいは離れていたと思います。（自分のラウンドは？）昨日よりはよかったです。パッティングのミスがあまりなかったです。明日はつけるところを考えて、今までは適当に打っていたので（笑）結果は意識しないでラウンドしたいです」。

大津くるみ （3位タイ：-4）
「何も考えないようにプレーしました。ショットが1ピンについて、それが全部入った感じです。ほとんど2オンで、3パットはありませんでした。いつもは考え過ぎてプレーしてしまう方なんですけど、ショットで気をつけることがあって、それだけを意識しました。ここのINコースはアドレスがしづらく、苦手なので、それは注意していました。10番は右に飛んでしまって、OBギリギリだったんですけどセーフで、セカンドショットはギリギリピンが見えていたので、グリーンの左を狙ったんですが、右に飛んでしまい、それがうまく1ピンについてくれました。（明日へ向けて）はい、頑張ります！」。

倉田珠里亜  （3位タイ：-4）
「昨日は緊張しましたけど、今日は落ち着いてプレー出来ました。ショットが悪かったんですけど、おとといくらいから良くなってきて、ドライバーも良くなりました。（復調のきっかけは？）コーチに鹿児島から来て貰いました。球が捕まらなくて、インパクト前で力が入っていたので、素振りのイメージでと言われました。（テスト受験は何回目？）２回目です。去年は通りたいと思ったけど、今の状態じゃあまだ厳しいと思いました。それからガツガツ狙うのはやめて、ミスした時はボギーでもいいし、チャンスが来たら決められるようにと思うようになりました。精神的にも成長したと思います。（明日に向けて）周りのプレーを気にせずに、1打1打に集中して行きたいです」。