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2013.12.12

LPGA新人戦 加賀電子カップ 1日目

決戦は金曜日
藤田光里の“連勝”は、どうにも止まらない!?

 『LPGA新人戦 加賀電子カップ』の大会初日が、千葉県長生郡のグレートアイランド倶楽部(6,390ヤード/パー72)で開催され、先日行われたファイナルQTでトップ通過を果たした藤田光里が、6バーディー・2ボギーの68をマークし、単独首位に立った。1打差の2位に田口晴菜。3打差の3位には成田美寿々が続いている。(天候:晴れ、気温:11.6℃、風速:4.5メートル)

 この勢いは、もうどうにも止まらない!?2014年のツアー出場権をかけたサードQTとファイナルQTで共にトップ通過。目下“連勝”中の藤田光里が単独首位に立った。この日はスタート前から強風が吹く難しいコンディション。「1番ホールからアドレスが取りづらいほどの強い風。セカンドショットもグリーンに届かなくて」とスタートホールをボギーとしたが、「最初のバーディーで落ち着けました」と5番ホールのバーディーでリズムを取り戻し、そこから5つのバーディーを量産した。「最初はどうなるかと思いました。今日はいい面も悪い面も両方あったけど、いい事のほうが多かったので良かったです」とホッと胸をなでおろした。明日の目標を聞かれると「やっぱりタイトルは獲りたいですけど、あまり表には出さないようにしたいです」といつも通りの控えめな答えにも、勝利へのこだわりが伝わって来た。2日間で行われる新人戦は、金曜日が最終日。「新人戦は最初で最後。でも私の目指すところは変わらないです」と柔らかい表情とは裏腹な、強い意志で短期決戦に臨む。

 1打差の2位につけた田口晴菜は、不動裕理、平瀬真由美、古閑美保、上田桃子ら数々の賞金女王を生んだゴルフ王国・熊本県出身の期待のルーキー。この日は「ショットがあまり良くないなか、6つもバーディーが獲れました。パッティングが良かったですね」と強気のパッティングで確実にチャンスをモノにした。17番では「強気に行き過ぎて、パターでグリーンオーバー。あのボギーは勿体無かったですね」とまだ荒削りな部分があるものの、それも彼女の魅力の1つ。「明日、優勝するには4アンダーは必要。優勝目指して頑張りたい」と目を輝かせた。

 ツアー2勝を誇る成田美寿々は、最終ホールでセカンドショットが池に捕まるなど、4バーディー・3ボギーのラウンドで1アンダーの3位。「ショットはそんなに悪くなかったので、今日はパッティングが悔やまれますね」と我慢の1日を振り返った。それでも「3打差はまだ追いつける差だし、いい位置。私は追われるより追う方が大好きですから」と笑顔。“逆転の成田”の異名を取る彼女だけに、最終日・最終組で首位を追いかける立場は願っても無い舞台。「先日、森田理香子選手や一ノ瀬優希選手に“勝って来い!”と言われました。明日はガンガンバーディーを取って、すぐに追いつきたいです」と得意の逆転Vでその期待に応えたいところだ。

※ 一般の方のご観戦はお断りしています。どうぞご了承ください。

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