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2014.7.27

うどん県レディース金陵杯 最終日

こんぴらさんの御利益を得た西木裕紀子が
プレーオフを制し、見事初優勝!

 2014年LPGAステップ・アップ・ツアー第6戦『うどん県レディース金陵杯』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の最終日が、香川県仲多度郡の満濃ヒルズカントリークラブ(6,407Yards/Par72)で開催された。

 最終日は、雷雲の接近により9時57分から11時37分まで1時間40分中断したが、再開後は昨日のような夏空に戻り、熱戦が繰り広げられた。勝負の行方は通算6アンダーで井上陽子、西木裕紀子、園田絵里子のプレーオフにもつれ込み、3ホール目をパーでまとめた西木裕紀子が、見事ステップ・アップ・ツアー初優勝を決めた。
(天候:曇り一時雨、気温:27.7℃、風速:2.1メートル)



 西木がスタートした直後、1番ホールセカンド地点で中断したが、「珍しくお母さんとおじいちゃんが来ていたので、レストランでお茶を飲んでいました」とリラックスしながら中断時間を過ごした。1時間40分の再開後は、さすがに身体が固まっていて、セカンドショットがグリーンに届かず、グラスバンカー越えの難しいアプローチが残ったが、25ヤードのロブショットは50センチにピタリ。「今日は自分の日かもしれない」と1番ホールをパーで乗り切ると、続く2番ホールではイーグルを奪い波に乗った。その後スコアをひとつ伸ばし、通算5アンダーで迎えた16番。ティーショットが大きく左にまがったが「OBやと思ったら、木で跳ねてフェアウェイセンターに戻ってきたんですよ。試合前の金曜日にちょっと無謀かなって思ったけど1時間ぐらいかけてこんぴらさんに登ったんですけど、お参りしたからよかったのかなって思いました。一緒に回っている人と“主が来てんな”って話してました(笑)」とご利益を得てこのホールでバーディーを奪った。



 「最近、全体的に調子が良くてうまくいってたんですけど、16番の前にボードを見てちょっと(優勝を)意識しました。18番が一番緊張しましたね。バーディーを獲らないと優勝できないと思っていたので、2オンを狙うしかないと思ったら手前のバンカーにつかまりました」と18番ではバーディーを奪えず、先にホールアウトしていた井上と通算6アンダーで並んだ。



 さらに、園田が18番でイーグルを奪い通算6アンダーで首位に並び、勝負の行方は3人によるプレーオフへ。1ホール目で西木と井上がバーディーを奪い、園田が脱落。2ホール目も共にバーディーを奪い、両者譲らない展開となったが、3ホール目で井上がパーパットを外し、勝負あり。「優勝を意識していましたけど、前回のANAも2位タイだったし、もう2位はいらないって思いました」。

  この優勝でレギュラーツアー4試合と来年開催予定の『フジサンケイレディスクラシック』の出場権の資格を獲得。「やっと自分がやって来たことの結果が出てきた。いままでとは違う自分がどう戦えるか試していきたい」と1368段あるこんぴらさんの階段を登った西木が、今度はレギュラーツアーの頂上を目指す。

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