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2015.5.8

大いなる野望を秘めたチョンインジは、現役女子大生

 2015年LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)の大会2日目が5月8日、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部 東コース(6,550ヤード/パー72)で行われた。首位に立ったのは、2位タイから出たチョンインジ(韓国)。5バーディー、3ボギーの70で通算8アンダーとスコアを伸ばした。2位は通算7アンダーのイボミ(韓国)、3位に通算6アンダーの上田桃子が続き、66のベストスコアをマークした鈴木愛ら3人が通算5アンダーで追う展開。(天候:晴れ 気温:22.6度 風速:2.3メートル)

 正確無比。韓国期待の現役女子大生プロ、チョンインジが、一気に首位を奪った。「まだ20歳、自分のプレースタイルを模索しています。今、言えるのは、ゲームプラン通りにやることだけ。今大会、各ホール最もバーディーを奪う確率が高い方法を選択しました」。プロ転向は2012年。以来、韓国ツアーで5勝をあげた。日本へは、昨年の『日韓女子プロゴルフ対抗戦』に参戦したが、レギュラーツアーの出場は今回が初めてだ。「出場できただけでも光栄です。貴重な経験をするチャンスをいただいいた恩返しに、毎日最善をつくすことだけを目指している。日本では、とても素晴らしい時間を過ごしています」と何度も感謝の言葉を口にした。

 大学ではグローバルスポーツを専攻。実技は当然だが、さまざまなカテゴリーの基礎知識や、運動力学、心理学になどを積極的に学んでいる。「同級生と一緒に、机の上で学ぶことは、とても興味深い。だから私は毎日が楽しい」と充実した日々をうれしそうに話す。ちなみに、今回優勝を飾れば、昨年の成田美寿々を更新する大会最年少優勝記録となる。あわせて、ツアー登録をすれば日本のシード権も獲得することになるが、「万にひとつ、そんなことがあれば、とてもうれしい。ただ、日本ツアーに参戦するか、それはわかりません。だって私は大学3年生で、近い将来の仕事をどうするかも決定していない」。ゴルフエリートは、あらゆる可能性を探っている。

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