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2015.7.19

石橋を叩いて渡るゴルフで2勝目を掴んだ前田陽子

 2015年LPGAツアー第18戦『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が7月19日、茨城県稲敷郡のイーグルポイントゴルフクラブ(6,554ヤード/パー72)で行われた。

 首位に3打差の3位でスタートした前田陽子が、逆転で今季初優勝、通算2勝目を飾った。1打差の2位には、原江里菜、イボミ(韓国)、李知姫(韓国)、2打差の5位には、飯島茜など4名が入った。 (天候:晴れ 気温:32.1℃ 風速:2.4メートル)

 前田陽子が、3打差を逆転して今季初優勝、通算2勝目を飾った。ゴルフの世界では、1勝目より2勝目が難しいと言われている。「正直、もう優勝できないと思っていました」。優勝した者だけが味わう不安を、前田も感じていた。実際、初優勝した昨年の『伊藤園レディスゴルフトーナメント』以降、優勝争いに絡んだのは今季、2位に入った『ヤマハレディースオープン葛城』だけ。周りからは、あの優勝はまぐれだと言われたこともあったという。それでも、「自分のゴルフをやっていればいつかチャンスが来る」。前田は自分を信じた。「カップの奥にあたって入るほどのパットをするとか出来ないんです。私は攻めるタイプではない。チャンスが来るまで待つというのが私のゴルフです」。

 石橋を叩いて渡るかのように淡々とゴルフをこなすことが、前田の言う“自分のゴルフ”。喜怒哀楽を表情に出すタイプでもないし、派手なガッツポーズしたりするわけでもない。振る舞いもゴルフも派手さはないが、身の丈にあったゴルフを貫いたことが、2勝目を呼んだ。

 「今回の優勝で自分の力が通用することを感じました」。ブレずに、自分を貫いた結果得た“自信”こそが、前田にとって大きな収穫となった。


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