12月、日本へ世界のトッププロが集結！

　世界4大ツアーが日本へ集結。12月4－6日『THE QUEENS presented by KOWA』が、愛知県みよし市・三好カントリー倶楽部・西コースで開催される。9月1日、都内のホテルで記者発表会が行われた。

　レギュラーツアーとは違った趣の今大会。テーマは、女子ゴルフが世界でさらにその価値を高めるための、相互発展だ。そうはいっても、親善ではない。日本ツアーを代表する日本人選手が、豪州ツアー、韓国ツアー、欧州ツアーのトッププロを相手に、真剣勝負を挑む。国の威信をかけて1球へ魂を込める。日本女子プロゴルフ協会会長・小林浩美は「これまで日韓対抗戦などの団体戦は開催していますが、世界４大ツアーが日本国内で試合を行うのは、初めて。ゴルフファンがワクワクするような、夢の３日間になる」と自信満々に話した。

　競技方法がまた興味をかきたてられる。国内ツアーでは唯一のフォアボール、ファアサム、シングルスでのマッチプレー方式。普段は見ることができない、心理戦まで展開される。「目の前の相手をどう上回るか。マッチプレーのだいご味は、それにつきます。1打毎に相手の心理を読み取り、プレッシャーをかける。駆け引きが見ものでしょう」と小林はいう。その上で、「ぜひ、日本全国からコースへ足を運んでください」。

　三好カントリー倶楽部・西コースは、『マンシングウェアレディース東海クラシック』の前身、『東海クラシック雪印レディース』や、1998年の『日本女子オープン』を開催。歴史はもちろんのこと、難易度が高いことで有名だ。加えて、12月は厳しいコンディションが予想される。「確かにシーズンとはいえない。でも、この季節だから、面白いと思う。選手がもっているテクニック、精神力をすべて出さなければなりません。実力がストレートに表れるからですよ。ましてや、国を代表して戦う。ハードな3日間になるでしょう」。賞金総額は１億円。優勝チームには4,500万円、２位、2,700万円、3位、1,800万円、４位、900万円。各チームは９人で構成される。

各ツアーからのメッセージ

オーストラリア女子プロゴルフ協会（ALPG）
Karen Lunn - Executive Director
「今大会は世界の女子ゴルフ界にとって素晴らしい大会になると思います。大きな可能性を秘めているイベントですし、参加できることに感謝しています。オーストラリアの選手は若い頃から鍛えられていて、世界中のツアーに参加して競い合っています。今回のチーム構成は若手からベテランまでに至ると思いますが、素敵なチームになると思います。オーストラリアの選手は日本でプレーすることがあまりないので、日本に来ることを楽しみにしていると思います。全チームが素晴らしいと思いますし、全てのチームが強豪なので接戦になると思います。オーストラリアには素晴らしい選手がたくさんいますし、チームの一員としてプレーすることはとても大きなチャンスになると思っています」。

韓国女子プロゴルフ協会（KLPGA）
Ja Yong Koo ‐ President
「韓国女子プロゴルフ協会は1999年から日本女子プロゴルフ協会と共に日韓戦を開催し、ゴルフファンに愛され続けてきました。今年は世界的な流れに足並みを揃え、4協会対抗戦の形で大会が開催されます。特に来年からゴルフがオリンピックの種目に採択されたので、 本大会がアジアだけではなく世界ゴルフの発展の礎になることを望んでおります。この大会は、各国を代表する最高の選手が参加するだけに見どころが満載です。私ども韓国女子プロゴルフ協会も本大会にKLPGAツアーで最高の活躍をした7名の選手と全世界に韓国の名を知らしめている海外ツアー選手など計9名のドリームチームを出場させる予定ですので、どうぞご期待ください」。

ヨーロッパ女子プロゴルフツアー （LET）
Ivan Khodabakhsh - Chief Executive Officer
「ヨーロッパツアーとしてこの大会に参加できることを大変嬉しく思います。今大会で行われるマッチプレーはエキサイティングな競技方法だと思います。我々はソルハイムカップでチームマッチの経験がありますし、今大会もまた素晴らしい経験になると思います。日本のゴルフはとても歴史が深く、日本選手との試合にとても胸を躍らせていますし、日本でプレー出来ることに期待を膨らませています。日本のゴルフトーナメントの雰囲気はとても素晴らしいし、コースもとても綺麗で、素晴らしいゴルフの伝統を持っています。今大会に参加することは選手たちにとって計り知れない経験になるでしょう」。

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