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2015.9.25

鈍感力が生命線。ツアー初出場のルーキー江原が2位発進

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 利府ゴルフ倶楽部(宮城県) 1日目

 ルーキーの江原詩織が躍動した。7月のプロテストで合格したばかりの20歳は、この試合がレギュラーツアー初出場。そんな状況でも、「緊張はしませんでした」と、堂々たるもの。今日は、3バーディー、1ボギーの70をマークし、目標としている『70-70-70』をひとまずクリアした。しかし、自己評価は、65点と辛口。「もったいないところもあったので」。初戦といえども、甘えはない。

 2週前の『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』では、新入会員を対象にした「ルーキーキャンプ」に参加した。選手のスコアを記録するスコアラー、18番グリーンサイドのリーダーズボード、ギャラリー整理など多様な業務を経験し、「裏方の仕事の大変さが分かりました」と、トーナメントを支える人たちの苦労を肌で感じた。今週はロープの中でプレーする立場となったが「できるだけボランティアさんに挨拶しました」と、その感謝の気持ちを行動で表すように心がけている

 「今は、すべて勉強です」。選手としても、一社会人としても駆け出しの身だが、「目標は賞金女王」と志は高い。「緊張しなかったって言いましたけど、緊張していることに気づいていないからかも」と、最後に付け加えた江原。この鈍感力こそ彼女の生命線。大いに楽しみな存在だ。

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