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2015.10.17

泥臭いゴルフが信条! 濱美咲が単独首位発進!

 2015年LPGAステップ・アップ・ツアー第13戦『うどん県レディース 金陵杯』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の1日目が、香川県仲多度郡の満濃ヒルズカントリークラブ(6,422ヤード/パー72)で行われた。

 大会初日は、プロ入り3年目の濱美咲が5バーディー、1ボギーの68をマークし、4アンダーで単独首位に立った。2アンダーの2位タイには、濱と同じ85期生の土田沙弥香、ルーキーの東葵と江原詩織、菊地明砂美、青木元美が続いている。『日本女子オープン』で優勝争いを演じた柏原明日架は、1アンダーの7位タイに付けている。(天候:晴れ、気温:22.1℃、風速:1.4メートル)

 「スタートホールで躓くクセがあるので、1番ホールをパーで上がるのが今日の一番のテーマでした」と、今日2番目に難しかった1番ホールを見事パーで切り抜け、課題をクリアした濱美咲。「アウトのロング2つともバーディーを取れてないのはもったいなかったけど、今日はパターに助けられた」と7番では5メートル、8番でも3メートルのバーディーパットを沈めた。9番でボギーを叩いたが、後半も13番、15番と5メートルのバーディーパットを決め、スコアを伸ばした。「今日はティーショットが良くなかったけど、“曲げても曲がったところから頑張る”ってスコアの事は気にしなかった。いつもはパーオン率が良くないけど、今日は15回パーオンしました」。最終18番ホールは、セカンド残り205ヤードをアゲンストの中、見事2オンし最後もバーディーで締めくくった。

 今季はレギュラーツアーを主戦場にしている濱。これまで27試合中、予選通過は3回と苦戦を強いられている。「ゴルフはミスするスポーツなのに、ミスしたくない、もっと上手く出来るはずって悪循環でした。毎回フェアウェイ、毎回グリーンオンなんて選手はそんなにいないし、上手い人ってミスしたところから頑張れているし、そこの差なんだなって思いました。最初の方は自分が思っている以上に上手くいかず、何かのせいにしたりしていたけど、苦しくても目をそむけずにやってきて課題も見えてきた。どれだけ泥臭くやれるかですね。上田桃子さんとか常に“泥臭いゴルフ”って言っているし、曲げたとしてもそこからが本当に上手だなって思います」。

 「明日も今日と同じで、難しい長いホールはパーで我慢して、取れるところでバーディーを取る。このテーマを変えずにいきたい。メリハリが大事ですね」。レギュラーツアーで学んだ経験を生かし、慣れ親しんだ四国の地でステップ・アップ・ツアー初優勝に挑戦する。

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