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2015.11.20

66でも60点。鈴木愛はフクシマで今季初Vを

<写真:Atsushi Tomura /Getty Images>

 2015年LPGAツアー第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)第2日が11月20日、福島県いわき市・五浦庭園カントリークラブ(6,460ヤード/パー72)で行われた。この日、単独首位に立ったのは、鈴木愛。通算10アンダーとスコアを伸ばし、今季初Vを狙う。2打差の通算8アンダー、2位タイは表純子、渡邉彩香、成田美寿々がつけている。(天候:曇り 気温:15.6度 風速:0.6メートル)

 プレー中の選手心理は、実に複雑だった。6バーディー、ノーボギーの66をマークした鈴木愛。加えて、単独首位となれば気分が悪いはずはない。ところが、笑顔を浮かべながら、ラウンド中、心中は穏やかではなかった。「実は、14番以降、カリカリしていました。最終ホールまで毎回、バーディーチャンス。でも、ひとつも決まらない。前半だって2番、それから3番もチャンス。スコアだけ見れば良かったかもしれないけど、あと4つ、いや5つは伸ばせたかも…」。それだけに、「ボギーはなしでも、60点です」と厳しい自己採点だった。とはいえ、「今シーズン、最大のチャンスだと思います。すごく気持ちが乗ってきた」と決勝ラウンドへ向け、気持ちを切り替えている。昨年の今大会、地元Vにあとひと押しが足りなかった。1打差の2位タイ。また、アマチュア時代、レギュラーツアーへ初出場したのも、今大会だ。「すごく思い入れがある大会です。だから勝ちたい」。さらに、もうひとつ。小学6年生の時、初の全国大会を経験したのが福島県で行われたLPGAと富岡町主催の『全日本小学生ゴルフトーナメント』。「団体戦だけど、優勝しました。福島にも縁がありますね」とヤル気倍増の鈴木は、「故郷のトクシマとフクシマは、1文字違いですね」とトークも冴えてきた。



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