明日は猛攻撃！鈴木愛はこのままでは終われない

＜写真：Atsushi Tomura /Getty Images＞

大王製紙エリエールレディスオープン　五浦庭園カントリークラブ（福島県） 3日目

　我慢を自覚していても、ストレスは体内に充満するものだ。鈴木愛は、「ドライバーショットが急に暴れ出した。アイアンの精度が悪い。だからグリーンに乗らない。もっと悪いのは、パッティングが決まらない」。フーッとタメ息を漏らして、悔しそうな表情を浮かべた。今大会に賭ける意気込みは並々ならぬものが。16日から練習ラウンド、それが終了しても日没まで調整を行ってきた。「きのうは、ホールアウトした後、パッティングの2メートル、1メートルのスライスライン、フックラインを往復で練習しました。それが全く生かせない。象徴的だったのはきょうの18番。1メートルのバーディーパットが、カップにかすりもしなかった」という。ただし、全てがかみ合った時の爆発力は驚異的。「優勝をあきらめたわけではない。チャンスはあります。こんな時は、母にグチを聞いてもらい、おいしいものを食べることが一番」と気持ちを切り替えていた。