初代チャンプを目指す菊地絵理香、輝くのは7月10日

＜Photo：Chung Sung-Jun/Getty Images＞

　2016年LPGAツアー第18戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が7月8日、北海道北斗市のアンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース(6,362ヤード/パー72)で開幕する。前日の7日はプロアマトーナメントが開催された。

　初代チャンピオンを目指し、各選手が着々と体勢を整える。奇しくも、7日は七夕。ここは星に願いを－といきたいところだろう。「七夕ですか？」と菊地絵理香は、唐突な質問に驚いた表情を浮かべた。すでに、戦闘モードへ突入して、コース攻略のことばかりを考えていたからだろう。そして、「そういえば、短冊に願い事を書いたことはありません。天の川を見ずに、夜は寝ちゃいます」と笑っている。北海道苫小牧市出身ということで、広い目でみれば、今大会は地元と解釈ができそうだが…。しかし、北海道は広大だ。

　「函館に来たのは、本当に久しぶり。小学校の修学旅行以来です。実家から、車で3時間半ぐらいかかりますからね」と明かした。今回は、経験のないコースを攻略しなければならない。「難しいです。ラフがちょっと長いし、もしショットを曲げたら、ボールだけが沈んでクラブヘッドが入りづらい。とにかくフェアウェイをキープすること。グリーンも特にインコースがやっかいですね」と分析中だ。当然ながら、七夕など悠長なことは考えていなかった。「優勝スコアは、10アンダーまではいかないでしょう」。傾向と対策はバッチリ！