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2016.7.21

大会2勝目を狙う高又順 勝負師の血がたぎる

 2016年LPGAレジェンズツアーの公式戦『第7回LPGAレジェンズチャンピオンシップ アイザックカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)が7月21日、富山県射水市・小杉カントリークラブ(6,014ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目、2アンダーの首位は田尻みか、高又順、鬼澤信子。1アンダー、4位タイに中野晶など4人がつける混戦ムード(天候:曇り 気温:25.2℃ 風速:5.9メートル)

 第2回の優勝者、高又順が2バーディー、ノーボギーと上々のスタートを切った。好調の要因は最近、変更したドライバー。「メーカーさんにお願いして、イボミが使っているような飛ぶドライバーをお願いします、と頼みました。届いて、さっそく使ってみると、これがいい。きょうは飛んで、曲がらないドライバーのおかげで、いいプレーができた」と話した。加えて、高へ刺激を与えたのは、今大会に出場している71歳、最年長の岡田美智子だ。「指定練習日に、ドライバー勝負をしました。すごい。プロはこうでなければ、ということを教えてくださった。おかげで、いい感じでトーナメントを迎えることができましたよ」と笑顔を見せている。

 とはいえ、「今回は優勝をするつもりで来たから」とも。試合には遠ざかっていても、週5回はラウンドが日課だ。5月には、23ラウンドを消化したという。「腰の手術をしてから、それほど無理はできない。でも、自宅で腹筋など、軽いトレーニングは続けている。よく、トレーニングが大事といわれるけど、ゴルフはやはりコースでプレーするのが一番。アプローチなどの距離感は、いつも体へ覚えさせておかないと、試合では役立ちませんよ」と前置きして、「だけど、私はゴルフだけをしているのではない。家事だって手抜きをしない。掃除をして、ご飯をつくる。誰もがしている、そういうことがちゃんとできないと、ゴルフだって上手にはならないでしょう」。

 なるほど、である。全身に闘志の炎が燃えてきたのは、全英オープンをテレビ観戦したおかげだ。「いい勝負をみせていただきました。今度は私たちが女のいい戦いを見せる番でしょう」と頼もしい。ということで、今大会後には、27日に開幕するステップ・アップ・ツアー『カストロールレディース』への出場も視野に入れているそうだ。「ウェイティングをすれば出られるチャンスもある。若い選手に刺激を与えたい」。これが、レジェンドの心意気!

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