2016.8.25
明暗分かれた師弟対決 鬼澤信子が64をマークし独走態勢に
2016年LPGAレジェンズツアー第2戦 『シブヤカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)大会2日目が、石川県金沢市の「ゴルフ倶楽部金沢リンクス」(5,725ヤード/パー72)で行われた。
大会2日目は、首位タイでスタートした鬼澤信子がこの日のベストスコアとなる8アンダーをマークし、通算12アンダーで単独首位となった。2位の山中 恵とは実に9打差をつける一人舞台となった。ディフェンディングチャンピオンの下條江理子はイーブンパーの4位タイ、開催コース所属の矢部裕子は、7オーバーの51位タイで残念ながら予選落ちとなった。(天候:晴れ、気温:32.8℃、風速:3.6メートル)
36ホールを終えて2位に9打差をつけて独走状態の鬼澤信子は、2日目のラウンドは自身のベストスコアを更新する64ストロークをマークした。「実はベストスコア更新したんです。すごい嬉しい、素直に嬉しい」と笑顔を見せた。一方の中野 晶は77ストロークを叩き、後輩・鬼澤に大きくリードを広げられてしまった。
この日、鬼澤は1番ホールではいきなり3パットをしてしまいボギースタートとなったが、続く2番ホールでバーディーを奪い返す。そして6番ホールのパー5では、残り160ヤードを6番ユーティリティで2オンを狙う。「ピンに真っ直ぐ飛んで行ってくれて、ピン手前4メートルでした」というように見事2オンに成功した。少し左に切れそうなラインも「しっかり強く打てました」とイーグルパットを捻じ込んだ。「すべてがうまく行ったので、気分良いですよね」と渾身のイーグルを奪い、この日の鬼澤劇場が幕を明けた。
続く7、8番ホールで連続バーディーを奪い、前半を4アンダーで折り返しすと、後半も勢いは止まらない。10、11、14番でバーディーを獲り、最終18番ホールもバーディーで締めくくった。終わってみれば2位以下を大きく突き放す独走状態となっていた鬼澤は「今日はとにかく暑かった。一緒にまわっていた先輩(中野)ともしっかり完走しようと励まし合うぐらい。2位とは離れていても何が起こるか分らないのがゴルフだから」と決して気を緩めることはなかった。
完全優勝に向け「最終日はいつものように私らしいゴルフをします」と平常心で語った。
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