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2016.9.24

圧巻の7バーディー 申ジエはスキがない!?

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第28戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)大会2日目が9月24日、宮城県宮城郡利府町・利府ゴルフ倶楽部(6,551ヤード/パー72)で行われた。この日、圧巻のプレーを披露し、首位に立ったのは申ジエ。7バーディー、ノーボギーの65をマークして、通算11アンダーとスコアを伸ばした。2位は通算9アンダーの香妻琴乃、通算8アンダーの3位に李知姫がつけている。(天候:曇り 気温:23.2℃ 風速:2.7m/s)

 勝っておごらず、負けてくさらず。申ジエの場合は、もうひとつ、「ギャラリーの皆さんのおかげです」がつく。65のラウンドには、久々に満面の笑みが広がった。「きょうは、グリーン上のミスがなかった。きのうからショットが安定しているし、たくさんチャンスをつくって、その多くを自分のものにすることができました」という。さらに、「今大会は、2010年以来の出場です。だからよけいに力が入りました。ギャラリーの皆さんは、本当にマナーがいい。静かに見守ってくださる、という表現がピッタリです。とても選手といい関係を構築しているなぁ、と感じました」。さすが、元世界ランキング1位はいうことが違う。

 もうひとつ、すごいと感じたのが、徹底した練習だった。1日目は夕暮れまで。この日は、「疲れたから」と足早に引き上げたが、それは最終日に向けてスタミナを温存するためだ。日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯では、鈴木愛が前週のゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント最終日のホールアウト後、「納得がいかない」とパッティング練習を行い見事、翌週にリベンジを果たしたことがクローズアップされている。

 でも、鈴木同様、申ジエも異例の練習を行っていた。「ドライバーショットが全くうまくいかない。申し訳ないとは思ったけど、ドライビングレンジで打ち込みをさせていただきました。日本ツアーでは、最終日のプレーが終了すると、選手はすぐに引きあげてしまいますけど、アメリカツアーでは、珍しくはありません」と前置きし、こんな効果を強調する。

 「日本では鉄は熱いうちに打て、ということわざがありますけど、これはゴルフにも当てはまる。納得がいかなければ、その日の内に解消するのがいい。とりわけ、最終日が終わった直後は、さまざまな課題が出てくる。イメージは時間が経てば経つほど薄れてしまう。だから、最終日の練習が効果的です。何といっても、ツアーは続く。次の試合のことも考えなければなりませんから。きょうのラウンドもあの時の練習が生きたと思います」。

 そして、最終日へ向け、「2日間、ボギーを叩いていないのがいいですね。明日は自分との戦いです」と、より一層、気を引き締めた。

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