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2016.10.19

充実、収穫の秋 イボミはホステスVを目指す

 2016年LPGAツアー第32戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額14,000万円、優勝賞金2,520万円)が10月20日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,523ヤード/パー72)で開幕する。19日はプロアマ大会が開催された。

 負の連鎖を断ち切った。ホステスプロとして迎える今大会、イボミのターゲットはもちろん優勝だ。自身最長の8連戦を終えて、前週を休養に充てている。「休みはとても楽しい。1週間では足りないぐらいです。でも、遊んでばかりいたわけではない。ラウンド、それからコーチにチェックを受けてきた。何といっても、今回はとても大事な試合ですからね」と話していた。期待に応える。それこそが、イの真骨頂。当然のように出場する試合は、すべて優勝を期待される。だから、プレッシャーが何倍もかかる-という構図。

 「結局、うまくいかなかったのは、悩み過ぎたことが原因でした。スイングに違和感があると、それをずっと考えて、グリーン上へ行くからパッティングまで、思うようにいかない。振り返ってみると、調子がいい。成績がいい時は、バランスとタイミングだけを気をつけていただけ。シンプルに楽しくプレーしなければ、ゴルフはうまくいきませんよ」と自戒を込めて語っている。

 ということで、今回は、「勝負は3日目の決勝ラウンドから。去年の悔しい思い出を忘れずに、なおかついいイメージを持っていきます」という。一方で、リフレッシュした証拠に、イは久々にじょう舌だった。

 引退したパクセリについてもふれ、「私たち後輩へは、趣味をもちなさい。そうでなければ、長い間、ゴルフができないから、といい続けていた。今さらだけど、ゴルフ以外の時間をちゃんとつくらないとダメだ、と私は思っています。もっとも、これといった趣味がないですけど…」と前置きして、「(パクは)50歳まで現役を続ける。プレーできると思っていました。だから、引退なんて、まだ信じられない。私は、とても50歳までは、できないでしょう。35歳ぐらいまでできれば最高です。飛距離が落ちると、攻め方が難しくなるから」。

 あと1勝で、節目の日本ツアー20勝を達成する。同時に、2年連続の賞金女王もグイッと引き寄せることに。残り6試合を「楽しく行きます」と宣言したイの笑顔は、とても魅力的だった。

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