2017ルーキー特集 第14回　永井 花奈

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

2016年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する21名のルーキーたちを紹介します。第14回は、永井 花奈です。

永井 花奈　＜ナガイ カナ＞
1997年6月16日生まれ　東京都出身

　両親の影響で6歳からキャリアをスタートする。「父が毎週末、うれしそうな表情でゴルフへ出かけていた。『そんなに楽しいのかなぁ』という好奇心のようなものです」と前置きして、こんなエピソードを明かす。「保育園の卒園アルバムに、プロゴルファーになると私が書いていた。当時、ゴルフのことは全く知らなかったはずなのに…」。

　アマチュア時代は2012年、ロレックスジュニア選手権、2013・14年の関東女子ゴルフ選手権を連覇した他、2014年の日本女子オープンで3位の成績がある。2016年のプロテストでは、トップ合格を果たした。「最終プロテストの一週間前からショット、パッティングともに調子が悪くなって…。無理をせず安全第一のプレーをしたことで、結果が良かったのでしょう」。『ｍｅｉｊｉ カップ』からレギュラーツアーの出場権を得たが、『スタンレーレディスゴルフトーナメント』の7位タイが最高だった。「初めて頂いた賞金で、家族全員を食事に招待。お寿司がおいしかった」という。

　2017年のテーマは飛距離アップ。「すべてのクラブで3～5ヤード、飛ぶようにしたい。オフはラウンドよりも、飛距離アップのため、筋力トレーニングとスイング改造へ重点を置き、まず一勝です」と気合を込めた。