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2017.3.31

トーナメントコースレコードを更新したアン ソンジュが単独首位

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2017年度LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の大会2日目。昼頃から降りはじめた雨と気温の低下によりスコアが停滞し、アンダーパーが僅か9人という展開となった。(天候:曇り 気温:13.7℃ 風速:2.9m/s)

 そんなコンディションの中で、ただひとり別次元のスコアを出したのがアン ソンジュ。1イーグル、7バーディー、1ボギーの8アンダー64をマークし、2位以下に3打差をつけて単独首位に立った。

 トーナメントレコードとなる64というスコアにアン自身も驚いた様子。「自分でも信じられないです。後半に入ると雨と風が強まって、10番ホールでは残り209ヤードを3番ウッドで打ったらアゲインストで40ヤードも残ってしまって。でもそこでパーを獲れたのが、後半のスコアにつながったのかなと思います」。

 16番ホールの2打目も昨日は4UTで打ったのを、今日は3番ウッドで打って届かなかったとのこと。距離のジャッジが非常に難しいラウンドとなったが、硬く速いグリーンが雨の影響で止まりやすくなったことはアンには好材料となった。天候が崩れることを予測して、今日はミスをしないゴルフに徹しようと決めていた。着実にフェアウェイをキープして、訪れたチャンスを確実にものにする。7つのバーディーの内、6つは1ピン以内につける完璧なものだった。

 先週は扁桃腺が腫れて体調不良で韓国へ帰っていたアン。久々に母親の料理を食べたり、気持ちをリフレッシュさせて日本へ戻ってきた。開幕戦に続き、早々と今季2勝目のチャンスが訪れたわけだが優勝は意識していないと言う。ただ油断は全く感じられない。「明日はムービングデーなので、みんなも伸ばしてくると思います。それに負けないように明日もボギーを打たないゴルフをやりたいと思います」。

 難しいコースに4日間トーナメント。難条件が揃うほど実力を発揮するだけに、残り2日間はアンを中心とした優勝争いになることは間違いないだろう。

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