2017.6.30
TEAM JAPANを支えるLPGAジュニアゴルフコーチ
6月21日~30日の10日間、フェニックスゴルフアカデミー(宮崎県)にて、JGAナショナルチームの強化合宿が開催されました。
JGAナショナルチームは、今やプロゴルファーへの登竜門として、数多くのツアープレーヤーを輩出し、現在は男子9名、女子6名のチームで構成されています。ヘッドコーチを務めるのがオーストラリア人のガース・ジョーンズ氏。2015年にヘッドコーチとして招聘されて以来、国際試合で数々の好成績をあげるなど、その手腕が高く評価されています。
LPGAでは、2014年より、ナショナルチームと、ナショナルチーム予備軍である全国8地区ゴルフ連盟強化選手への指導をサポートしています。この指導に当たっているのが、LPGAジュニアゴルフコーチです。小学生から高校生で構成されている各地区の強化選手に対して、ジョーンズコーチの指導コンセプトのもと指導を行っています。現在まで、延べ92日間、52会場で指導を行いました。
今回、8名のLPGAジュニアゴルフコーチが、その指導技術や考え方の理解を深めるためにジョーンズコーチのもとを訪れました。
ジョーンズコーチが強調していたこと。それは、正しい練習方法をすること。例えば、海外の選手は練習の65%がショートゲーム。一方、日本の選手は、ドライバー等のロングショットの練習が、その割合の多くを占めています。スコアメイクに必要なアプローチに練習の多くを割いて、かつ、質の高いものにすることの大切さを終始、熱く語っていました。
そのコーチングを目の当たりにしたLPGAジュニアゴルフコーチは、「選手とのコミュニケーションスキル、コースマッピングの活用など、世界の指導技術ははるかに進んでいます。私たちLPGA指導者としても、スキルアップが必要です」と、大きな刺激を受け、宮崎を後にしました。
「選手たちが、アスリートとして成長していくための考え方や練習方法を、しっかりと教えていければいいと思っています。私の考えを各地区に広め、若い選手が、ナショナルチームに上がってきた時に、スムーズに入っていけるプログラムを構築していきたい。」と自らの指導論を語るジョーンズ氏。この言葉を胸に、LPGAジュニアゴルフコーチは今後も日本の未来を支えていきます。
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