キムハヌル　優勝トロフィーにぞっこん

　うっとりした視線の先には、優勝トロフィーがあった。「去年から、きれいだなぁ。うつくしいなぁ。毎日、ながめていました。今年こそは、ぜひ、私の家に持って帰りたいです」。キムハヌルが並々ならぬ意欲を燃やしている。1週間のオープンウィークを経て、調子は上々。日本でも北海道は、「食べ物がすべておいしい。大好きです」とボルテージが上がる。「先週はウェアの撮影の仕事などもあったけど、友だちと会って、たくさんおしゃべりをして、いい気分転換ができました。きょう、コースを回った感じが良く、不安は全くないです」と話した。

　この日のプロアマトーナメントの12番では、ホールインワンを記録。「6Iで打ちました。6ヤード手前からフックラインに乗って、カップイン。今年初めてのホールインワンです。家族へ連絡をしたところですよ」。ちなみに、プライベートを含め、これで9度目だという。

　一方、キムの自室には、これまで獲得した優勝カップ、トロフィーが並ぶ。「部屋が、すごく狭くなったけど、ながめていると、よしっ、頑張ろう、という気持ちがわいてきます。今大会のトロフィーは、レプリカではなく、クラブハウスのケースに飾られているものがいただけるそうですね」。また、幸運を呼び込むため、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーを、「毎日、食べている」とうれしそうに語っている。全国ご当地バーガーナンバーワンにも輝いた、函館名物だ。

　ところが、鶏のから揚げが3個も入る特大サイズ。さて、どのようにして食べるのだろう。「半分に切ってもらいます。食べる時は、もちろん、かわいらしく」。スマイルクイーンのイメージを、崩すわけにはいかない。