イナリがゲキ変の首位発進　『イメチェンでパターを…』

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

センチュリー21レディスゴルフトーナメント　瀬田ゴルフコース 西コース（滋賀県）1日目

自身が語った、イメージチェンジ。今季初の首位発進でイナリは、「今大会から替えたばかりのパットが、こんなに早く結果がでるとは思わなかった。今年に入って、ずっと悩んでいたパッティングが、わずか1日で…」と驚いた。従来とは違うメーカーでも、形状は同タイプ。パターのフェース面を固い材質にスイッチしたという。効果は絶大だった。

昨シーズンからスイング改造を行っている。「元々、ランで飛距離を稼いでいたけど、今はハイドロー。ようやく球筋が安定した。いい感じです。ようやく、戦える準備が整ったと思います」。前週、優勝したキムヘリムは同級生だ。それも中学2年から一緒にプレーしてきた仲。「6月に突然、試合で日本へ、というメールが。先週は一緒に食事をし、いろいろなことをおしゃべりしました」と話した。

また、プライベートでは東京の自宅を引っ越した。「10年住んだ思い出がある。でも、羽田空港など、移動の利便性を考えて、川崎にいい部屋をみつけた。ほぼ倍の広さで、家賃が安い。とてもうれしい。気分も変わりました」。イは夏女だ。毎年、夏場にグングン調子を上げてくる。そうはいっても、うかれた様子はなし。「毎日、調子は違います。今日できても、明日できなかったら大変ですから」と、すぐさまパッティンググリーンへ直行した。鉄は熱いうちに打つに限る。