西山ゆかり、好調の源は口八丁手八丁

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ニトリレディスゴルフトーナメント　小樽カントリー倶楽部（北海道）1日目

　3度目の正直。首位から2打差の6位タイと好スタートを切った、西山ゆかりは細心の準備を整えていた。「毎年、この季節は疲れがドッと出る。ここ2年、風邪をひいてしまった。だから今年は、より慎重に。こんなにいいスタートを切れました。楽しみが倍増です」と言葉が弾む。4-6番までの3連続を含む、5バーディーを奪取。2つのボギーがあったものの、「コースが難しいというイメージばかりをふくらませずに、自分らしさを見失わないでプレーします。前週は、最終日、ドラマをつくる－なんていっておきながら、それができなかった。今回はおごらず、頑張っていきます」と続けた。

　まぁ、ここまではゴルフの話だったが、今季の西山。とにかく、トークがおもしろい。小樽の印象を聞かれ、「しょうが焼き定食がおいしい。あまりのおいしさに去年は、3日間連続でいただいた。きょうも、当然、しょうが焼き」。そして、大会1日目は午前6時55分ティーオフ。「3時半に起きる予定でした。でも、ベッドで粘りまして、4時に…」と、期待以上のインパクトだった。口八丁手八丁。今季好調の要因はここにある。