2017.9.12
連覇をかけ、鬼澤信子がバミューダへ挑む
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
レジェンズナンバーワンを決定する公式戦、『第8回LPGAレジェンズチャンピオンシップKRYカップ』(賞金総額1,500万円・優勝賞金225万円)が9月13日、山口県周南市・周南カントリー倶楽部(6,249ヤード/パー73)で開幕する。12日はプロアマ大会。ピンクのウエアで選手が躍動した。経験豊富なベテランが、50周年を迎えたLPGAをますます盛り上げる。
鬼澤信子はレギュラー、ステップ、レジェンズと3つのツアーへ出場するディフェンディングチャンピオン。その存在感は抜群だ。「プロゴルファーになって、心から良かったと思う。あすから素晴らしいステージが用意されている。1日目、スタートホールに立っての高揚感は何物にも代えがたい。精一杯のプレーをします」と、言葉が弾んだ。
昨シーズンはレジェンズツアーで4戦3勝。圧倒的な強さを披露したが、今シーズンはここまで未勝利だ。その要因を、「選手の皆さん、ものすごく練習をしている。そして、試合にあわせて調整してきます。勝負って、そんなに簡単に勝てるものではありません。私だって毎試合、一生懸命ですよ。皆さんが期待してくださるのは、心から感謝します。でも、これまでの経験からいわせてもらうと、期待って、裏切るものでしょう。期待に応えて、勝つ。これって、すごく難しい。運とか、そういうものが必要です。世の中、甘くはない」。その勝負哲学、さすがベテランならでは、だ。
一方で、初体験のコースはどんな印象を受けたのだろう。「公式戦にふさわしく、素晴らしいコンディション。フェアウエイが特にいい。ショットが気持ちよく打てる。勝負を左右するのは、グリーンでしょうね。バミューダ芝だから…。海外へ行ったようです。いかにして、攻略するか」。ツアー史上初のバミューダグラスとの戦いも焦点になる。取材中、写真撮影を行った。「ビューティーでないとね」。
ということで、自身が写真をセレクトした。こちらもじっくりと、ご覧いただきたい。「丈夫な体をプレゼントしてくれた、両親へ感謝しながらプレーします。だから、9月でレジェンズの今季最終戦って、さびしい。もっと試合が増えてくれたら-」。記録にも記憶にも残る、ワンショットが飛び出すか。
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