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2017.9.13

キーワードは50 西山泰代、半世紀の激闘

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 レジェンズツアーの公式戦、『第8回LPGAレジェンズチャンピオンシップKRYカップ』(賞金総額1,500万円・優勝賞金225万円)が9月13日、山口県周南市・周南カントリー倶楽部(6,249ヤード/パー73)で開幕した。大会1日目、LPGAツアー史上初のバミューダグラスに各選手が悩まされる。アンダーパーが、わずか4人。4アンダーの西山泰代が首位に立った。3アンダー、1打差の2位は大会連覇を狙う、鬼澤信子。2アンダー、3位に松原衣江がつけた。(天候:晴れ時々曇り 気温:27.8度 風速:2.4m/s)

 LPGA創立50周年。1967年生まれの西山泰代も今年、50歳を迎えた。「そうですね。半世紀か…。それはともかく、ラッキーな1日で有頂天にならないことのほうが大切です。競技は、あと2日ある。あしたはおとなしくいきましょう」。69のスタートダッシュに驚いた。1イーグル、4バーディー、2ボギーの内容は、自身だけではなく、ギャラリーもエキサイト。とにかく、すごい。

 「緊張していたせいもあったけど、スタートからティーショットがいまひとつ。それ以外は良かったです。序盤からチャンスをつくっても、パッティングがなかなか入らない。我慢をしていたら、5番で左バンカーからの第2打が50センチについて、ようやくバーディーが来た。きっと、流れが変わったのでしょうね」。続く6、7番でも3連続バーディーを奪い、ハイライトは8番だった。グリーン奥10ヤードから、58度で第3打をチップインイーグル。

 レギュラーツアーで獲得賞金が0円とは、とても信じられないほどだ。というのは、初めてクラブを握ったのが、27歳だったことが無関係ではない。幼少時から、水泳などスポーツがとても好きだった。同時に、人体の不思議にも興味津々。大阪薬科大へ進学したのもその影響だ。卒業後、医療検査機器メーカーへ就職した。「会社のコンペがあり、27歳で初めて参加。その時、3Wのティーショットが、1Wで打った男性をオーバードライブしたことがきっかけで、ゴルフっておもしろそう…。学生時代、ハンドボールで左ひざの半月板と、じん帯を損傷した影響で、激しいスポーツができない。静のゴルフと出会い、運命だと思った」。

 05年のプロテストに合格する。その一途な姿勢には脱帽ものだろう。そうはいっても、勝負の世界は甘くはない。「よく皆さんに、安定した生活を捨てて、プロゴルファーになったの-と聞かれます。やっぱりゴルフが好きだから。今は、薬剤師の仕事をしている。目標は、レジェンズツアーの獲得賞金が、薬剤師の収入を超えること」。できそうでできない。いそうでいない。素敵な人生だ。


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