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2017.9.13

1st day プラスワン 市口雅子

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
LPGAレジェンズチャンピオンシップ KRYカップ 周南カントリー倶楽部(山口県)

 スタート前のティーグラウンド。思わず、表情が和むシーンを目撃した。久しぶりに同期生が出会う。笑顔であいさつをかわした。市口雅子と、実行委員長・松尾恵はかつてレギュラーツアーで、全国を転戦したよきライバル同士。束の間だが、まるで同窓会のようにも感じる。

 その5時間後、市口は79の52位タイで、大会1日目を終えた。「バーディーが、ひとつかふたつとれたら疲れが吹き飛ぶけど…。でも、試合へ出場すると、仲が良かった選手たちと再会できる。皆さんに会えることがうれしい。それと、試合へ出るためには普段から練習をしなければ。けがや病気をしてはいけないと注意するでしょう。元気でいられるのも、レジェンズツアーを開催してくださるおかげです」と話す。

 先週末は自宅のある兵庫から上京。晴れの席へ出席した。都内のホテルで二科会写真部に入賞。ラボネットワーク賞の受賞式があった。もちろん、職業はプロゴルファー。8年前から自宅近くで、プロカメラマンが主宰する写真教室で指導を受けるように。「旅行へ出かけると、いい写真を撮りたい。後でそれをみて素晴らしい出来事をかみしめたいと思っていました。でも、露出とかテクニカル面が、さっぱりわからない。加えて、もし、ゴルフをできなくなった場合、別の何かがあればショックも少ないでしょう。写真教室へ通ったのは、衝動的でした」。

 この教室へ通う皆さんは、全国へ出かけて祭りを撮る。ところが、市口は夫で、プロのインストラクター、高岡克望とともにゴルフ教室を。自宅をあけるわけにはいかない。「動物を撮り始めたのは、私と同じように、イッちゃんと呼ばれる、白熊がいたからです。動物園にいるのだから、私の時間にあわせてもらえる」。時間をみつけては、天王寺動物園へ足を運ぶ。イッちゃんを追いかけ、国内最高峰のコンクールで認められた。東京・国立新美術館で18日まで開催中の、第102回二科展に展示されている。

 「賞が欲しいとか、そういうものではありません。周囲の方が皆さん、応募したら、とすすめてくださった。イッちゃんと、皆さんのおかげです」と謙虚に語った。決して多くを語らない。慎ましく、どこまでも控えめ。ちなみに、受賞歴はこれだけではない。2013年、川西市展で一席、同三田市展で最優秀賞や、15年の3万人の写真展では、女優・タレントの佐々木希が市口の応募した、ふくろうを撮った作品をセレクト。

 「ファインダーをのぞき、シャッターを押すのは、ゴルフと似ている。背景や構図を自分で決め、一瞬にかける。ショットだって、インパクトが勝負を分けるでしょう」と、このひとことだけは、自然に熱を帯びた。お父さんが50歳で始めたゴルフ。その影響で高校時代からクラブを握り、21歳でプロになった。

 「高校時代、部活は和文タイプライターでした。文科系です。スポーツにも興味があったけど、団体競技で私がミスをしたらチームへ迷惑をかけることを心配して敬遠していた。でも、ゴルフはすべてが自己責任。1人でコツコツやることが性にあった。あすもまた、人と勝負をするのではなく、コースとゲームをします。きょうはボギーが6つ。周南カントリー倶楽部は、手強かった」。大会2日目も、18ホールの真剣勝負へ挑む。


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