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2017.10.20

43位から急浮上 上田桃子-3番の運試し 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)2日目

 藤本とともに、この日のベストスコアをマークした、上田桃子のキーホールは、3番。4メートルのバーディーチャンスだった。「自分の狙い通りのストロークをしても、雨の影響などで、カップインするとは限らない。そんな意味で、このホールが自分にとって、今日の運試しでした。ボール2つ分のスライスと読んだ。気持ちよく打って、入るか入らないか…。このぐらいの距離で判断するのがいい」。ボールは、狙いすましたかのように、カップへ吸い込まれていった。流れは自分にある。そう考えると、気力がみなぎった。パッティングだけではなく、ショットの精度もあがる。フェアウェイをはずしたのは、わずかに1回だけだ。

 5バーディーを奪い、迎えたパー5の15番。残り215ヤードの第2打を3Wで2オンに成功する。ピン左横につけた3メートルのイーグルパットを沈めた。「昨日から、パッティングのフィーリングが良かった。でも、思ったほど入らなかったです。今日にしても、もっとスコアを伸ばせたかもしれない。チャンスがたくさんありましたからね。だけど、たとえ入らなくても、しぶとく我慢を続ける。そういうことが、できたことは良かったと思う。今日、しみじみと感じたのは、何が正解なのか…。本当にゴルフはわかりません」と解説している。

 プライベートでは3年前から、クッキングスクールに通う。「24時間、ゴルフのことだけを考えていた。料理は全くしたことがない。だから、夢中になれるし、ゴルフのことを忘れられる時間です」という。それ以前は、読書へ傾注。こちらも当初は気分転換に最適だったものの、「読書をしながら、ゴルフのことを考えている。今でも、読書はしますけど、やっぱり料理です。最近では、カニクリームコロッケがとてもおいしくできた。花嫁修業? そうなったらいいけど、全くありません」。

 ゴルフも料理もクリエイティブで、オリジナルが重視される。自分の思い描くものをどう表現するか。正解はなく、奥が深い。究極の職業と、究極の趣味を選択したところが、いかにも上田である。どう、究めるか-。

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