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2017.11.19

2冠を目指し最終決戦へ 鈴木愛、充実の2017年

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)最終日

 デッドヒートを展開する、賞金女王争い。ランキング首位に立ってから、鈴木愛はたくましさを増した。プレーはもちろん、精神面も。最終日は、寒気と強風というタフなコンディションとなったが、68とスコアを伸ばした。加えて、ただ1人、ノーボギーのラウンドである。「今大会の目標は、予選通過。2位でもよく頑張ったと思います。今日は、とにかく寒かった。風も強い。でも、いいプレーができた。最終戦につながります」と手応えを感じた。

 そして、この日のラウンドを、「14番からバーディーを獲りに行きました。バーディーパットを、カップをオーバーするぐらい強いストロークが実践できたのもいい。決まらなかったけど、仕方がないですね。返しのパーパットは、すごく練習しているから、自信をもっています」。堂々と言ってのけた。風格とはオーバーな表現かもしれない。しかし、TOTOジャパンクラシック以降、鈴木の雰囲気はガラッと変わっている。

 「確かにそうですね。あの試合から、ショットが安定している。それまで、調子が良くても日替わりで、好不調の波が激しい。また、世界のトップ選手と一緒にラウンドしたことで、上には上がいる。もっと頑張ろう。もっと、うまくなろう。そんな気持ちが、よりわいてきた。目先のことばかりではなく、将来につながるように、です」。日本の第一人者としての自覚が備わってきた。

 念願の賞金女王を自力で確定させるためには、最終戦で単独6位以上の成績が必要。さらに、メルセデス・ランキングも3位から首位へ浮上している。「今日は、プレッシャーがかかる場面でも、落ち着いていた。優勝争いって、久しぶりに楽しいと感じましたよ」。2冠を目指す態勢が整った。最終決戦へ向け、あすからコースで練習を。「すごく、元気です」と笑顔を残し、宮崎へ向かった。

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