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2018.1.11

2018ルーキー特集 第3回 松田 鈴英

<Photo:Masterpress/Getty Images>

2018ルーキー特集第3回は、昨年7月に行われた最終プロテスト1位合格の松田鈴英です。


松田 鈴英〈まつだ れい〉 1998年1月24日生まれ 滋賀県出身

 1打の重みがズシリと-。貴重な経験ができたのは、栄えある最終プロテスト1位の恩恵だ。「今年は、賞金シード獲得を目標にする。ツアー開幕を楽しみにしています」と言葉が弾む。オフは鹿児島で合宿。昨年からプロ2年目に備え、地元の滋賀で体づくりを行ってきた。「1人でトレーニングをすることが好き。もくもくとできる。トレーナーから渡されたメニューを繰り返しました」という。

 1年前。黒宮幹仁コーチの指導で、スイング改造に取り組んだ。「プレッシャーがかかっても崩れないスイングを目指した。それまで、持ち球はドロー。フェードボールにスイッチしました。ほぼ、ゼロからの再スタートですね」。1位合格は、その賜物だった。「テストは、通ればいいとそれだけを考えた。でも、受験したメンバーがすごい。トップ通過は、運が良かっただけだと思います」とうれしそうだ。

 今オフは、ショットやアプローチ、パッティングまでを再チェックして、スイングを自分のものにしていくのが目的だ。17年を振り返り、「14試合、すべて出場させていただきました。最初は、何もわからない。手探りというか、そこまでいかなかったかもしれません。しかし、少しずつ慣れてきて、先輩の選手ともお話ができるようになりました。特に、エリエールを含め、最後の3試合、成績は別にして、とにかく楽しい。攻め方など、18年のシーズン、やっているかなぁ-そんな気持ちがわいてきました」と話した。

 とりわけ、1打の重みを試合で感じたことが貴重だ。「1ストローク差で、予選落ちが多い。失うものはないはずでも、プレッシャーを自分にかけていたのでしょうね。上がりの何ホールかで、ボギーを打つ。それがいけなかった」と自戒を込めて、語っている。「苦しいことが圧倒的に多い。それでも、お金では買えないものが多い。メンタルはもちろん。レギュラーツアーの練習環境など、とにかく素晴らしいです。今年は、精進あるのみ。肝に銘じます」。

 1打に強く、ラウンド終盤にバーディーを奪う。自身のプレースタイルをはっきりととらえている。


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