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2018.3.29

光るホールインワン 光る永井花奈 狙いはV

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額・1億円/優勝賞金・1,800万円)が3月29日、静岡県袋井市・葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,564ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、4アンダーで首位に立ったのは永井花奈。1打差の3アンダー、2位タイに青木瀬令奈、全美貞がつけた。(天候:晴れ 気温:23.1℃ 風速:1.3m/s)

 第3の選手は、永井花奈だった。この日は10番からのスタート。いきなり、バーディーを決め、気分が急上昇する。続く、11番。8Iのショットは抜群の手応えがあった。「(逆光のため)光って見えない。でも、いいところへボールが飛んでいったので、大丈夫だろうと目を離したら、入った-といわれてビックリ」。ホールインワンは、自身3回目だ。最初が関東女子アマで、次がQT。トーナメントでは、初めてだという。「よく考えれば、アイアンでエースは初めて。今までは7Wと5Wでした」と補足した。

 不思議に感じたのは、ツアーのホールインワンが2017年と、まだシーズン序盤ではあるが、全く同じペースで来ているところ。昨年は計15回で、第1号はTポイントレディスゴルフトーナメントの表純子、第2号がアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで若林舞衣子だった。そして、第3号が今大会の鈴木愛。ちなみに、ホールインワンの確率は、12,000分の1といわれている。余談だが、2016年には、キムハヌルがシーズンで3回のホールインワンをマークした。

 さて、話を永井に戻すと、自身が「珍しい日」と語ったように、パー3で1イーグル、2バーディーを奪っている。「私はいつも、パー3がダメなんです。だから、きょうのスコアは本当に珍しい」と解説した。葛城ゴルフ倶楽部は、ワンダーランドということだろう。そうはいっても、調子が良くなければ幸運もほほ笑んではくれない。「ここ2週間、ショットを入念に調整してきたことが、良い方向へ進んでくれたかなぁと思います」と分析した。

 その上で、「試合では、いつもスタートがあまりよくない。これだけ、良いスタートが切れたことがうれしいです」と前置きして、「今年の目標は、優勝すること。しっかり、もう1度、勝つことだけを考えている。ぜいたくをいうわけではないけど、去年の初優勝は、(樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント=荒天のために最終日が競技中止)2日間で終わってしまったことが心残り。3日間なり、4日間なり、しっかり最後までプレーをして勝ちたい」と力を込める。

 勝利への情熱がエネルギーへ変わり、永井の姿がキラキラと光っていた。

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