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2018.4.6

上原美希が逆転V 『経験が生きた』

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第2戦『Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円)最終日が6日、滋賀県栗東市・琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖/三上コース(6,380ヤード/パー72)で行われ、上原美希が逆転で今季初優勝を飾った。2打差の2位タイは青山加織、工藤優海。(天候:曇り 気温:22.1℃ 風速:2.7m/s)

 我慢強く、粘り強く、冷静に。「地道にコツコツ」を貫いた上原美希が2016、17年に続く、ステップ・アップ・ツアー通算3勝目を飾った。

 首位と1打差で、最終日をスタート。「切り返しが早かった」と、前半はショットで左方向へのミスが目立ち2バーディー、2ボギーのパープレーだった。しかし、上位陣が軒並みスコアを落とし、ハーフ終了時点で単独トップへ浮上する。

 12番でボギーを叩き、迎えた14番。「1.5メートルのパーパットが残って、沈めなければ、流れが変わる。絶対に入れようと思った」と、キーホールをパーでしのぎ、15番のリーダーボードで、初めて順位を確認したそうだ。「このまま、我慢していたらいける。自分のペースでやっていこう」と言い聞かせた。後半は、1ボギーの37で通算1アンダー。終わってみれば出場全選手ただ一人、54ホールをアンダーパーで回り切った。

 「朝のインタビューで、今週は絶対勝ちたいと言いました。有言実行できて本当に嬉しいです」。一方、琵琶湖カントリー倶楽部について、「ここは本当に頭を使う。毎ホール、毎ショット、戦略的にいかないといけない」と分析して、プレーでも徹底した。難コース攻略のポイントを、「ピンチになったら無になる。余計なことを考えない。目の前のことに集中するだけです」と説明した。その上で、「以前は、これを外したらどうしよう。そんなことを考えていたけど、場数を踏んでいる。私、今年で30歳になりますし…」と苦笑する。

 さらに、「(今回の優勝で)セカンドQTが免除になります。本当に気持ちが楽になった。これからも1試合、1試合優勝する気持ちでプレーします。今年は2勝、3勝したい。簡単なことではないけど、ステップだけではなく、レギュラーツアーでも優勝を。目標は高くです、もんね」。更なる飛躍を誓った。

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