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2018.4.19

プレッシャーを笑顔に 高木萌衣が首位浮上

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第3戦『パナソニックオープンレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が19日、京都府京田辺市・田辺カントリー倶楽部(6,403ヤード、パー72)で行われた。プロ入り4年目の高木萌衣が、67をマークし、通算6アンダーで単独首位に浮上。2打差の通算4アンダー、2位に吉川桃、通算3アンダーの3位タイグループには、パナソニックとスポンサー契約を結んでいる野澤真央など4人が続く。(天候:晴れ 気温:22.9℃ 風速:3.4m/s)

 ショートゲームがさえた。高木萌衣が、自己ベストタイの67をマーク。「4番は5メートルでしたけど、これが一番長いバーディーパットでした」と話す。続く5番では、PWで1メートルにつけ、連続バーディーを奪い、勢いに乗った。とにかく、素晴らしいショットの連続。後半も10番、13番、16番など、ギャラリーの視線をくぎ付けにする。「あやしいショットもあったけど、50度とPWが特に調子がいい。それから、ショートパットを外さなかったことが、好スコアにつながったのでしょう」と分析した。プロ初の単独首位に満面の笑みがこぼれる。

 2016年は33試合、2017年も32試合と、LPGAツアーへほぼフル参戦。「昨年は、開幕戦からずっと予選落ち。リゾートトラストレディスで、やっと予選を突破できた。アドレスで悩み、構えてから真っ直ぐに立っているのか、自分でわからないほど。しかし、練習場や練習ラウンドでは矯正できる。でも、試合になるとプレッシャーがかかって、また逆戻りの繰り返し。課題ばかりを、ずっと感じながらのシーズンでした」と2年間の苦悩を明かす。

 それが、尾を引いたのだろう。今季のQTランキングは145位。「ステップで優勝というよりは、試合で感じた課題をクリアしながら、最終的にファイナルQTへ臨みたい。もちろん優勝なら、セカンドQTが免除になるので、最高ですけどね」と、この日の内容にも浮かれることはなかった。

 さて、明日は、最終組でプレーする。「緊張しいなんで、きっと、笑顔まで引きつると思う。優勝争いで、自分がどうプレーするか、楽しみ」という。また、高木はドラえもんマニアでもある。そんなところから、「もし、そんな緊張しない道具があったとしても、明日は頼りません」。プレッシャーのかかった一瞬を克服する。これぞ、プロ冥利。とくと拝見しよう。

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