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2018.4.20

地元関西でプロ初V 高木萌衣、逃げ切った

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第3戦『パナソニックオープンレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が20日、京都府京田辺市・田辺カントリー倶楽部(6,403ヤード、パー72)で行われ、高木萌衣が独走V。通算6アンダーで、ステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。2位は通算3アンダーの吉川桃、パナソニックとスポンサー契約を結んでいる野澤真央は通算2アンダー、3位タイに終わった。(天候:晴れ 気温:23.6℃ 風速:1.1m/s)

 夢にまでみた初優勝。「優勝するときは、最終組の何組か前からスタートして、終わってみたら優勝していた。そんなことを考えていたけど、まさか逃げ切れるとは…。実は、優勝できるとは思ってもいなかった。昨晩から緊張していたし、最初の3ホールはフワフワした感じで、プレーをしていたと思います」。意外な展開に驚いたのは、当の高木萌衣だった。

 そうはいっても、1番で4メートルのバーディーパットを沈め、幸先の良いスタートを。続く、2番でボギーを叩いても、それほど緊張しているようには映らない。今日は、わたしの日-とアピールしたのは、パー3の4番。6番アイアンのティーショットは、きれいな放物線を描き、ピンに向けて飛んでいく。そして、カップへ吸い込まれた。ホールインワン。「これが4回目です。でも、カップインした瞬間を見たのは初めて。それから、試合では初めての経験です」と振り返り、正直な気持ちを明かす。

 「ホールインワンで、スコアに余裕が出来たと思えれば良かった。しかし、運をつかい切ったみたいで怖くなって…。次のホールは絶対、ボギーを叩かない。喜びが吹き飛んでしまった」と続けた。それだけではない。口にしたのは、反省の言葉ばかり。「ティーショットのミスが多かったし、パッティングもちゃんとストロークしていない。昨日良かったショートゲームも、今日はまったくです。下手だなって、ずっと思っていた。優勝争いどころじゃない。自分の不甲斐なさに嫌気がさしていた」とまで話した。

 油断大敵である。常に叱咤激励を続けたことで、優勝が転がり込んできた。スコアだけで判断すれば、逃げ切りというより、独走である。「優勝を意識したのは、18番のグリーン。それまで、スコアを見ていない。3打も差をつけているなんて、予想外。17番ティーグラウンドの速報ボードは絶対、視線に入るはずだけど、今日はギャラリーの皆さんが多く、見えなかったんです」。最終ホールもパーでまとめ、地元の関西でうれしい初優勝だった。

 大阪で生まれ育った高木。大阪に本社を置いているパナソニック株式会社は、小さいころから慣れ親しんでいる企業のひとつだ。「関西で、勝てたことがうれしい。また、パナソニックさんが、創業100周年のメモリアルイヤーで優勝できたこともすごい。また、洗顔美容器をいただけるそうです。稼いだら、買いたいと考えていました」と予選通過者全員に贈られる記念品を、無邪気に喜んだ。プロは顔と肌も命。

 今季のQTランキングは145位。今後のステップ・アップ・ツアーの出場も危ぶまれていた。が、この優勝で、残り全試合の出場権を獲得。「チャンスがいっぱい増えた。これで、セカンドQTも免除になる。優勝は狙ってできるものではないけど、課題をひとつずつクリアしながら、来年はLPGAツアーへ戻りたい」とボルテージが上がった。

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